Apple純正の「MagSafe対応iPhone 16 Proシリコーンケース」をレビューします。
iPhone 16 Pro用の、シリコーン素材のケースです。
同じ仕様と価格で、iPhone 16用、iPhone 16 Plus用、iPhone 16 Pro Max用もあります。
▲ iPhone 16/16 Proシリーズ向けの純正ケースは、「シリコーンケース」と「クリアケース」の2種類だけになりました。
「レザーケース」や「ファインウーブンケース」は、今回はありません。
基本的な作りは、はじめてMagSafe対応になったiPhone 12/12 Pro用の純正ケースから変わっていません。
iPhone 16/16 Pro用では、「カメラコントロール」を操作できる仕掛けが追加されました。
関連記事:【レビュー】Apple純正 MagSafe対応iPhone 16 Proクリアケース
▲ iPhone 16/16 Proシリーズ用の「シリコーンケース」は、以下の8色のカラーバリエーションから選べます。
- スターフルーツ
- ウルトラマリン
- レイクグリーン
- フクシア
- ストーングレイ
- プラム
- ブラック
- デニム
iPhone 16(5色)とiPhone 16 Pro(4色)の本体と、8色のケースとの組み合わせは、商品ページで確認できます。
ここではiPhone 16 Pro(6.3インチ)用のレイクグリーン色を使用しています。
一部の色は、Apple Watchバンドにも同じ色があり、お揃いの色でコーディネートできます。
▲ Apple純正のiPhone用シリコーンケースがはじめて登場したのは、2013年のiPhone 5c用(写真右)でした。
今回はじめて、素材が『55%再生シリコーン』になり、より環境に配慮したものになっています。
現在はパッケージも、プラスチックをいっさい使わないものになっています。
▲ ハードケースをシリコーン素材で包んだような、しっかりとした作りのケースです。
重さは30gで、純正クリアケースも同じです。
▲ 内側はマイクロファイバー素材で仕上げられています。
起毛のような、優しい手触りの素材で、iPhoneを傷や衝撃から守ってくれます。
背面に描かれた丸いラインは、MagSafeのマグネットを内蔵している位置を表しています。
▲ iPhoneに装着してみます。
iPhoneの上の方か、音量ボタンのある方から入れて、全体を押し込むようにします。
▲ iPhoneがロック画面のときにケースを装着すると、円形が広がるエフェクトが表示されます。
消音モードになっていなければ、iPhoneのスピーカーから「スポン」という効果音もなります。
情報が書き込まれたNFCチップがケースに内蔵されていて、それがiPhoneに読みとられることで実現されています。
エフェクトの色も、ケースの色に合わせられています。
Apple純正のMagSafeアクセサリにだけ搭載されている仕掛けです。
▲ iPhone 16 Proのホワイトチタニウムに、レイクグリーンのシリコーンケースを装着したところ。
ゴムのような滑りにくい素材なので、iPhoneが握りやすくなり、手を滑らせて落としてしまう危険性を減らせます。
誤って落としたとしても、iPhoneを衝撃から守ってくれます。
サラサラした質感で、埃はつきにくく、ポケットへの出し入れもしやすいです。
レイクグリーンは、ブルー寄りの深緑で、落ち着いた上品な色です。
▲ 中央に描かれたAppleマークは、印刷ではありません。
同系色のシリコーン素材で作られたマークが、ぴったりはめ込んであります。
剥がれたり、色落ちする心配がありません。
▲ 前面はフチの部分が、iPhoneのガラス面よりも高くなっています。
下向きに置いたりしても、画面が直接ふれて傷つくのを防げます。
画面の端からのスワイプ操作もしやすく作られています。
▲ 背面のカメラレンズまわりは、突き出たレンズを守れる高さに盛り上がっています。
硬いプラスチック製のフレームが取り付けられています。
▲ アクションボタンと音量ボタンは、シリコーン素材で覆われています。
柔らかくて押しやすいです。
▲ 反対側にあるサイドボタンも同じ作りで、快適に操作できます。
iPhone 16シリーズで新たに登場した、新しいインターフェース「カメラコントロール」のところは、「導電層を備えたサファイアキャップ」でカバーされています。
ケースの上からでも指の動きを感知して、カメラコントロールの操作ができます。
光沢のあるツルツルの素材です。
▲ 軽く押す、クリックする、スワイプする操作が、しっかり伝わって、ケースをつけていないときと同じように操作できます。
▲ 底部のスピーカー・マイクとUSB-C端子は、それぞれ穴あけ加工されています。
USB-C端子は、Apple純正ケーブルを接続して、まわりに若干の余裕があります。
端子が太めのケーブルやアクセサリだと、接続できない可能性があります。
▲ MagSafeシステム用に作られた、磁石を使ったアクセサリが固定されるように、マグネットが内蔵されています。
Apple純正のMagSafe充電器や、サードパーティ製の充電スタンドなどが、しっかり吸着します。
めんどうな位置合わせをすることなく、安定したワイヤレス充電ができます。
ふつうのQiワイヤレス充電器も使えます。
▲ 円形のリングの下に、縦に伸びている線状の「オリエンテーションマグネット」も内蔵しています。
これはカードケースやバッテリーパック、車載ホルダーなどの、向きをまっすぐに整えるためのマグネットです。
磁力を増して、取れにくくする効果もあります。
まとめ
Appleらしいクオリティと使いやすさを備えたケースです。
タッチセンサーと感圧センサー、ボタンを兼ね備えた新機構「カメラコントロール」を、ケースの上から操作できる仕掛けが用意されたのには感心しました。
明るく鮮やかな色から、落ち着いた色まで、全8色のカラーバリエーションから選べるのも嬉しいです。
個人的には、しばらくラインナップから外れているホワイトに、そろそろ復活してほしいです。
iOS 18の新機能を使って、ホーム画面のアプリアイコンの色を、ケースの色と揃えても楽しいでしょう。
iPhone 16/16 Proシリーズ用のApple純正「MagSafe対応シリコーンケース」は、以下のオンラインショップで購入できます。
価格は税込各7,980円です。
iPhone 16用
iPhone 16 Plus用
iPhone 16 Pro用
iPhone 16 Pro Max用