Appleがアクセシビリティ関連の新機能を発表しています。
今年後半に対応予定のものです。
本日5月19日(木)の「Global Accessibility Awareness Day」に合わせて公開されたものです。
プレスリリース:Apple、革新的なアクセシビリティ機能をプレビュー – Apple
目次
視覚障害者・弱視のユーザー向けのドア検出機能
- LiDARスキャナを搭載したiPhoneとiPadで利用可能
- ドアを見つけ、距離を知らせる
- ドアの開閉状態や、開き方も認識
- 部屋番号や、ドア周りの標識、記号も読み取れる
身体障害・運動障害者向けのApple Watchのアクセシビリティの向上
- Apple Watchの画面をiPhoneにミラーリングして、iPhoneから操作可能に。音声認識やヘッドトラッキング、外部スイッチも利用可能
- 片手でジェスチャ操作できるAssistiveTouch機能を拡大。
聴覚障害者向けのライブ字幕
- FaceTime通話や電話、ビデオ会議アプリ、各種メディアの再生時に、リアルタイムで字幕化
- iPhone、iPad、Macが対応
その他
- VoiceOverが20の言語に新たに対応
- ふたつのコントローラーでひとつのゲームをプレイできる「Buddy Controller」。ほかのひとにゲームプレイを手伝ってもらえる
- Siriがリクエストに応答するまでの待ち時間を調整できる「Siri Pause Time」
- 音声入力時の綴りをカスタマイズできる「Voice Control Spelling Mode」
- 「サウンド認識」が、自宅のアラームや家電製品の音に合わせてカスタマイズ可能に
- Apple Booksのテキスト表示の調整が拡充
ニュース解説
「Global Accessibility Awareness Day」(世界アクセシビリティ啓発デー)は毎年5月の第3木曜日です。
今年2022年は、本日5月19日(木)です。
昨年も同じ時期に、遠隔手話通訳サービス「SignTime」や、Apple WatchのAssistiveTouchなどが発表されました。
新機能は、秋以降のiOSやiPadOS、watchOS、macOSのメジャーアップデートで利用可能になると思われます。
今週、App StoreやApple Booksでコレクションを公開するとも予告されています。
日本でも実施されるかは不明です。