Appleがユーザーのセキュリティを向上させるための、新しいデータ保護機能を発表しています。
以下の3つの機能で、世界では2023年から順次提供開始される予定です。
iMessageコンタクトキー認証(iMessage Contact Key Verification)
意図した相手とだけメッセージをやりとりしているのを確認できる新機能。
国家が支援するような高度なサイバー攻撃の対象になりえる、ジャーナリスト、人権活動家、政府関係者などが対象。
セキュリティレイヤーを追加し、通信傍受の可能性がある場合は通知を受け取れる。
2023年に世界で利用可能に。
Apple IDのためのセキュリティキー(Security Keys)
Apple IDの2ファクタ認証を強化するために、サードパーティ製ハードウェアを物理的なセキュリティキーとして使える。
高度な攻撃者のターゲットになりえる、著名人、ジャーナリスト、政府関係者などのために設計。
2023年初頭に世界で利用可能に。
iCloudの高度なデータ保護(Advanced Data Protection for iCloud)
iCloudバックアップ、写真、メモなども、エンドツーエンドの暗号化の対象に。
米国のベータプログラムのメンバー向けには、本日から提供。
米国のユーザーには2022年末までに提供。
2023年初頭に世界で利用可能に。
クラウド上のデータはこれまで以上に危険にさらされているとして、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院の名誉教授、Stuart Madnick博士による報告書も公開されています。
プレスリリース:Apple advances user security with powerful new data protections – Apple