「Belkin iPhone Mount with MagSafe for Mac desktops and displays」をレビューします。
iPhoneをMacのウェブカメラとして使う、macOS Venturaの機能「連係カメラ」用のマウントです。
MagSafeシステムに対応するiPhone 12/13/14シリーズに、マグネットで吸着します。
iMacや、Studio Displayなどの外部ディスプレイに対応しています。
▲ WWDC 2022でmacOS Venturaが発表された際に、Belkinと協力して開発中としてお披露目された製品です。
WWDCでは、MacBook用(写真右)と、iMac/外部ディスプレイ用(同左)の2タイプが発表されました。
今回紹介する「for Mac desktops and displays」は、iMac/外部ディスプレイ用です。
MacBook用は以下のページでレビューしています。
関連記事:【レビュー】Belkin iPhone Mount with MagSafe for Mac notebooks
▲ 三分割されたプレートが、ヒンジで繋げられたような構造です。
全体がマットブラック仕上げです。
▲ 上部は頑丈な金属製です。
マグネットが入った円形のパッド部分はラバー素材です。
Macやディスプレイと接触するパーツはラバー仕上げです。
デバイスを傷つける心配がなく、滑り止めにもなります。
▲ 小さく折りたたむことができます。
厚み2cm程度に収まります。
▲ iMac(M1)で使用してみます。
まずツメをディスプレイに引っ掛けます。
▲ 水平になるように、下のパーツをディスプレイに寄せて固定します。
さまざまな厚みのディスプレイに対応できる仕掛けです。
▲ パッド部分は中央にスライドします。
iPhoneを横向きに載せる場合は、中央に寄せます。
縦向きに使いたい場合は、そのまま背面側にしておきます。
▲ MagSafeに対応するiPhoneが、ぴたっと吸着します。
画面をグラグラ動かした程度では、落ちないぐらい安定しています。
iPhoneをMacのWebカメラとして使える、iOS 16とmacOS Venturaの機能「連係カメラ」の使用方法や使い勝手などは、この記事では紹介しません。
使い方は公式サイトのサポート情報を参照してください。
公式サポート情報:連係カメラ:iPhone を Mac の Web カメラとして使う – Apple サポート
▲ iPhoneのカメラが、ディスプレイの中央に位置するように載せると、連係カメラとして使いやすいでしょう。
たとえiMac(M1)の真ん中に置いたとしても、iMacのFaceTimeカメラに被ることはありません。
またiMacの上部にふたつあるマイク穴の、間に収まる幅になっています。
背面の衝立て部分も、iMacの背面マイク穴を塞ぎません。
▲ iPhoneにケースを装着したまま使用したい場合は、マグネットを内蔵したMagSafe対応ケースが必須です。
▲ ヒンジを使って下向きに角度調節することで、机上の書類などを写す、デスクビュー機能を利用できます。
iMac/ディスプレイ用の連係カメラマウントは、デスクビュー機能を使うために、下向きに角度を変えられるように仕様が規定されています。
▲ パッドの位置を背面側にすれば、iPhoneを縦向きにも取り付けられます。
▲ ベース部分に、1/4インチ三脚用ネジ穴が開けられています。
カメラ用三脚に取り付けることもできるので、連携カメラ以外の用途にも対応します。
▲ パッケージでは不織布の袋に包まれています。
これは簡易保管袋として使えるので、気が利いています。
まとめ
AppleとBelkinが共同開発しただけのことはある、Apple純正と言ってもいいぐらいのクオリティです。
iMac(M1)の真ん中に載せても、iMacのカメラやマイクを塞がないように設計されているようです。
シンプルなデザインで、iMac/ディスプレイに載せたままにしておいても違和感がありません。
小さくたたんで収納できるのも便利です。
カメラ用三脚にも取り付けられるので、連係カメラ機能以外の撮影にも使えます。
「Belkin iPhone Mount with MagSafe for Mac desktops and displays」(MagSafe対応iPhoneマウント(Macデスクトップおよびディスプレイ用))は、以下のオンラインショップで購入できます。
価格は税込5,980円〜6,400円です。