【ニュース】Appleが認知、発話、視覚のアクセシビリティの新機能を発表。5月18日の「Global Accessibility Awareness Day」に合わせて

アシスティブアクセスなど、新しいアクセシビリティ機能を設定したiPhoneとiPad

Appleがアクセシビリティ関連の新機能を発表しています。
今年後半に対応予定とされています。
5月18日(木)の「Global Accessibility Awareness Day」に合わせて公開されたものです。

プレスリリース:Apple、Live Speech、Personal Voice、およびその他の新しいアクセシビリティ機能をプレビュー – Apple

目次

Assistive Access(認知障がいのあるユーザー向け)

アシスティブアクセスの画面

  • 高コントラストのボタン、大きな文字のラベルなど、独自のインターフェイスを提供

Live Speech(発話アクセシビリティ機能)

ライブスピーチ機能の画面

  • 電話、FaceTime通話、対面での会話中に、自分が話したいことをタイプして読み上げてもらうことができる
  • よく使うフレーズを保存しておいて、会話中に挟み込むこともできる

Personal Voice(発話アクセシビリティ機能)

パーソナルボイスの設定画面

  • 発話能力を失う可能性があるユーザー向け
  • 自分が話しているように聞こえる、合成音声を作成できる
  • テキストのセットを15分程度読んで録音することで設定する

拡大鏡のPoint and Speak(視覚障がい者向け)

  • 拡大鏡の検出モードの新機能
  • 家電製品のボタンなどを指さすと、書かれたテキストラベルを読み上げてくれる

その他

  • 「Made for iPhone」ヒアリングデバイス(補聴器)をMacとペアリング可能に
  • 音声コントロールにテキスト編集のための音声候補を追加。「do」「due」「dew」など、同じように聞こえるものの候補から、正しいものを選べる
  • 音声コマンドを使う際のヒントやコツを学べる「音声コントロールガイド」
  • スイッチコントロールを使って任意のスイッチを仮想ゲームコントローラに変えて、iPhoneやiPadでゲームをプレイできる
  • Macアプリケーション全体で、テキストサイズがさらに調整しやすく
  • メッセージとSafariで、GIFなど動く要素のある画像を自動的に一時停止できるように
  • VoiceOverのスピーチフィードバックのSiriの声が、高速でも聞こえやすく
  • Siriが話しかける速度を0.8倍〜2倍に調節可能に

ニュース解説

「Global Accessibility Awareness Day」(世界アクセシビリティ啓発デー)は毎年5月の第3木曜日です。
今年2023年は、本日5月18日(木)です。

発表された新機能は、秋以降のiOSやiPadOS、macOSのメジャーアップデートで利用可能になると思われます。

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