【豆知識】「Lightning – 30ピンアダプタ」と「USB-C – Lightningアダプタ」を使っても、iPod Hi-FiとiPhone 15は接続できない

Lightning – 30ピンアダプタとUSB-C - Lightningアダプタを使って、iPhone 15 ProとiPod Hi-Fiを接続したところ

USB-C端子のiPhone 15/15 Proと、30ピン(Dockコネクタ)端子のスピーカーiPod Hi-Fiを、2種類のアダプタを介して接続しても動作しません。

USB-C - Lightningアダプタ

接続端子がUSB-Cに変更されたiPhone 15/15 Proで、いままでのLightningのアクセサリが使えるように、Appleは変換アダプタ「USB-C – Lightningアダプタ」(MUQX3FE/A)を発売しています。

かつてAppleは、iPhoneの接続端子が30ピン(Dockコネクタ)からLightningに変更されたときにも、同じように変換アダプタを発売しました。
形状の異なる以下の2種類がありました。

USB-C - LightningアダプタとLightning - 30ピンアダプタ

では「USB-C – Lightningアダプタ」と「Lightning – 30ピンアダプタ」の2種類のアダプタを噛ませることによって、かつてのiPod用純正スピーカー「iPod Hi-Fi」と、最新のiPhone 15を接続して使用できるのか?
検証してみましたが、残念ながら動作しません。

Lightning – 30ピンアダプタとUSB-C - Lightningアダプタを使って、iPhone 15 ProとiPod Hi-Fiを接続したところ

iPhoneの画面には「アクセサリは対応していません」と表示されて、オーディオ出力も、充電も行われません。
そもそもLightning端子のiPhone 14までのモデルも、もはや「Lightning – 30ピンアダプタ」を接続しても動作しなくなっていました。

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iPod Hi-FiでiPhone 15の音楽を聴く方法はある

最新のiPhone 15/15 Proと、iPod Hi-Fiを接続して、音楽を再生する方法は無いわけではありません。
2種類の方法を紹介します。

その1)オーディオケーブルで有線接続する

iPod Hi-Fiのオーディオ入力ポート

iPod Hi-Fiは、背面にオーディオ入力ポート(3.5mmステレオミニジャック)を搭載しています。

iPod Hi-Fiのオーディオ入力ポートに接続したiPhone 15 Pro

USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ(MU7E2FE/A)と、ステレオミニケーブルを使って、iPhoneと有線接続して音楽を再生できます。

その2)30ピン(Dockコネクタ)用のBluetoothレシーバーを使う

iPod Hi-FiとBluetoothレシーバーでワイヤレス接続したiPhone 15 Pro

30ピン(Dockコネクタ)に接続する、Bluetoothオーディオレシーバーが、サードパーティから発売されています。
これを使うことによって、iPod Hi-Fiのようなスピーカーを、Bleutoothワイヤレススピーカーのように使うことができます。
iPhone 15/15 ProともBluetooth接続することで、iPod Hi-Fiから音楽を再生できます。

30ピン用のBluetoothレシーバーには、以下のような製品がありました。

  • マクセル MXSP-BTR10I
  • センチュリー Dockスピーカー活してBluetooth(CIA-BTDOCK)
  • Bluetribe SBT05

現在も同様の製品「ZIOCOM 30ピンオーディオアダプター」が入手できますが、互換性は保証できません。

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