iPhone/iPadのアイトラッキングなど、Appleが新しいアクセシビリティ機能を発表。5月16日の「Global Accessibility Awareness Day」に合わせて

身体障害のあるユーザーがアイトラッキングでiPadを使用している様子

Appleがアクセシビリティ関連の新機能を発表しています。
今年後半に対応予定とされています。
本日5月16日(木)の「Global Accessibility Awareness Day」に合わせて公開されたものです。

プレスリリース:Apple announces new accessibility features, including Eye Tracking – Apple

目次

Eye Tracking(視線追跡)

  • 人工知能を搭載した視線追跡で、目だけでiPhone/iPadを操作できる
  • 前面カメラを使用して、数秒で設定ができる
  • 追加のハードウェアは必要なく、iOSとiPadOSだけで動作する

Music Haptics(触覚音楽)

  • 聴覚障害のユーザー向けに、iPhoneのTaptic Engineを使用して振動で音楽を表現

音声の新機能

音声ショートカットの設定画面

  • Siriでより複雑な操作ができるように設定するVocal Shortcuts(音声ショートカット)
  • 発話に障害のあるユーザーの発話パターンを、機械学習を使って認識するListen for Atypical Speech(非定型音声の聞き取り)

乗り物酔いを軽減するVehicle Motion Cues(車両モーションキュー)

  • 乗車中にiPhone/iPadを使用する際に、乗り物酔いを防ぐ機能
  • 車の動きを認識して、連動して動くドットを画面に表示

CarPlay

CarPlayのサウンド認識による通知

  • 聴覚に障害のあるユーザー向けに、サウンド認識でクラクションやサイレンを通知
  • 色覚障害者向けのカラーフィルターや、視認性を高めるテキストのカスタマイズ

このほかApple Vision Pro用のvisionOSの新機能や、拡大鏡の新機能、点字画面入力の日本語対応などが発表されています。

ニュース解説

「Global Accessibility Awareness Day」(世界アクセシビリティ啓発デー)は毎年5月の第3木曜日です。
今年2024年は、本日5月16日(木)です。

発表された新機能は6月のWWDCで発表される、秋以降のiOSやiPadOS、macOSのメジャーアップデートで利用可能になると思われます。

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