Apple Watch用の「プライドエディション ブレイデッドソロループ」の2024年版をレビューします。
ブレイデッドソロループをカラフルに仕上げた特別モデルです。
Apple Watchバンドの「プライドエディション」とは?
LGBTQのシンボルである、レインボーフラッグのカラーリングを採用した特別モデルです。
2016年にウーブンナイロンバンドで初登場したものです。
最初のモデルは、米国で開催されたLGBTイベント「プライド・パレード」に参加した従業員に、Appleが配布した非売品でした。
▲ 従業員に配布されたのと同じものが2017年に、期間限定で一般販売されました。
それ以来、毎年プライドパレードが行われる6月に向けて発売されるのが恒例となっています。
2020年〜2022年の3年間は、Nikeモデルを含めた2種類が同時にリリースされました。
- 2017:ウーブンナイロン
- 2018:ウーブンナイロン
- 2019:スポーツループ
- 2020:スポーツバンド/Nikeスポーツバンド
- 2021:ブレイデッドソロループ/Nikeスポーツループ
- 2022:スポーツループ/Nikeスポーツループ
- 2023:スポーツバンド
今年2024年は、2021年から3年ぶりに、ブレイデッドソロループが採用されています。
昨年に引き続き、Nikeモデルはありません。
▲ プライドエディションバンドは、購入金額の一部がLGBTQ+支援団体に寄付されます。
(PRODUCT)RED製品と同じで、寄付つきでも、販売価格は通常モデルと変わりません。
支援先の団体はニュースリリースで紹介されています。
プライドエディション ブレイデッドソロループ(2024)
▲ 「ブレイデッドソロループ」は伸縮性のある素材を使用して、留め具や金具がないのが特徴のバンドです。
長さ調節機能がないために、自分の腕の太さにあったタイプを買う必要があります。
41mmケース用は9サイズ、45mmケース用は12サイズが用意されています。
▲ バンドとお揃いのデザインの文字盤が、今年も公開されています。
今回のパッケージには、iPhoneのカメラで読み込むと簡単に設定できる「App Clip」は用意されていません。
iPhoneのApple Watchアプリで設定するように案内されています。
iPhoneはiOS 17.5以降、Apple WatchはwatchOS 10.5以降にアップデートされている必要があります。
Apple公式サイトの商品ページにiPhoneでアクセスすると、文字盤を簡単に設定できるリンクもあります。
▲ 45mmケース用は、1から12まで12サイズあります。
41mmケース用は、1から9までの9サイズです。
これは45mmケース用の「サイズ4」です。
▲ ラグの部分に「PRIDE 2024」の文字と、バンドのサイズが刻印されています。
▲ Apple Watchに取り付けます。
表裏がわかりにくいですが、ラグに三つある突起の、真ん中の色が違う方が内側です。
上下は関係なく取り付けられます。
▲ Apple Watchのスターライトアルミニウムケースに取り付けたところ。
カラフルな蛍光カラーのグラデーションが、螺旋状に織り込まれた複雑なデザインです。
▲ 明るい色と暗い色の絶妙な配色で、光り輝いているように見えます。
▲ クローズアップして観察すると、2色の糸を混ぜた紐を挟んで、グラデーションを実現しているのがわかります。
素材は「シリコーン糸を織り込んだポリエステルヤーン」とされています。
製品説明によると、『16,000本のカラフルなポリエステルフィラメント糸に極細のシリコーン糸を織り込み、たくさんのカスタムサイズに合わせてレーザーで正確な長さにカット』して作られているとのこと。
▲ このバンドに合わせてデザインされた「プライドラディアンス文字盤」があります。
ネオンのように光り輝く光線を重ねて、時刻が表現されています。
5種類のカラーから選べます。
コンプリケーションは置けません。
▲ 実際に身につけてみます。
眩しく感じるようなカラーリングで、身につけている本人も、慣れるまで気になるデザインです。
▲ ブレイデッドソロループは、さらさらした肌触りが気持ちいいバンドです。
耐汗耐水性能もあるので、ある程度濡れても大丈夫です。
▲ ブレイデッドソロループは、Apple公式ではApple Watch Ultraには対応していないように書かれていますが、実際には45mmケース用を使用できます。
非対応のような扱いなのは、Apple Watch Ultra(49mmケース)は他のモデルよりも大きいので、手首の装着感が変わってしまうためです。
▲ iPhone/iPadの画面もコーディネートできる、「プライドラディアンス壁紙」も用意されています。
iOS 17.5、iPadOS 17.5で設定できるようになっています。
ネオンカラーで描かれた「Pride」の文字が、ランダムにトリミングされ、ロック解除するとダイナミックスにアニメーションします。
プライドラディアンス文字盤と同じく、5色から選べます。
2021年版プライドエディション ブレイデッドソロループとの違い
▲ 2021年に発売された「プライドエディション ブレイデッドソロループ」(写真左)と、今回の2024年版(同右)は、とてもよく似ています。
違いは色です。
▲ 2021年版は、彩度とコントラストが高い、くっきりとした配色になっています。
一方の2024年版は、淡い中間色を使い、徐々に変化するグラデーションになっています。
2024年版は、2021年版とまったく同じ製品名で販売されています。
プライドエディション のバンドには、過去のモデルが継続して販売されているものがあります。
ブレイデッドソロループは2024年版の発売に伴い、2021年版は販売終了になっています。
まとめ
プライドエディションのバンドは、身につけることでLGBTQフレンドリーな意思表示ができ、寄付にもなります。
デザインが毎年楽しみなシリーズですが、今回は2021年版のブレイデッドソロループの色を変えた、マイナーチェンジとなりました。
とはいえ2024年版は光り輝くような蛍光カラーとグラデーションで、印象はけっこう違います。
ぴかぴか光る文字盤とのコーディネートも楽しいです。
Apple Watch用のプライドエディション ブレイデッドソロループは、Apple限定販売です。
価格は税込各14,800円です。
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