【レビュー】Apple Watchバンド「Black Unityスポーツループ – ユニティリズム」

Apple Watchバンド「Black Unityスポーツループ – ユニティリズム」

Apple Watch用バンド「Black Unityスポーツループ – ユニティリズム」をレビューします。
2月の黒人歴史月間を記念して発売された、スポーツループの特別モデルです。
42mmケース用と44〜46mmケース用の2サイズがあります。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ 2月の「黒人歴史月間」を記念した「Black Unity」バンドは2021年から発売されていて、今回が5代目に当たります。

今年2025年は、2023年に続いて2年ぶりにスポーツループが採用されています。
過去の4モデルも、すべて継続販売されています。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ ウーブン(編み)ナイロン素材を使用したバンド「スポーツループ」については、過去に通常版をレビューをしているほか、特別版の「プライドエディション」「インターナショナルコレクション」、2023年の「Black Unityスポーツループ」など、何度も取り上げています。
今回のレビューでは、「Black Unityスポーツループ – ユニティリズム」版の特徴にしぼって紹介します。
スポーツループの基本情報としては、伸縮性と通気性を備えていて、洗濯機で洗濯もできる、優れたバンドです。
ベルクロ(面ファスナー)で固定するため、手首にもフィットさせやすいです。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ バンドとお揃いのデザインの文字盤「ユニティリズム」が、今年も公開されています。

使うにはApple WatchがWatchOS 11.3以降にアップデートされている必要があります。
ユニティリズム文字盤は、Apple Watch Series 6以降にのみ対応しています。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ 製品のコンセプトを記したシートが同梱されています。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ 裏面に日本語を含む各国語の翻訳があります。

人類に刻まれたリズム。
それが、このバンドと文字盤のテーマです。
心臓のビート。感情のグルーヴ。創造力のフロー。
そして、文化がもたらすテンポ。リズムは普遍的な要素として人間の経験に結びついています。そして、世界があるべき姿を見失い、世の中に不協和音が満ちる時には、私たちを調和に導く力を持っているのです。
Appleの黒人クリエイティブチームと、その協力者たちがデザインしました。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ 今回の「ユニティリズム」バンドの特徴は、角度によって色が変わって見える「レンチキュラー効果」が採用されていることです。
このシートにも、バンドと同じ仕掛けでレンチキュラー効果が現れる仕掛けが施されています。
横から角度をつけて見ると、ストライプの溝になった部分が、グリーンに見えたりレッドに見えたりします。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ パッケージには“Appleは人種間の公平性と正義を推進するグローバルな組織や団体を誇りを持って支援しています”と書かれています。
PRODUCT(RED)製品と違って、この製品の売り上げ金額の一部が支援・サポートに使われるというわけではなさそうです。
商品ページで、Appleが支援する5つの国際団体が紹介されています。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ ではバンドを見ていきます。
ブラック、レッド、グリーンの3色のストライプ柄です。
「UNITY」の文字が大胆にデザインされた2023年版と比べるとシンプルです。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ レンチキュラー効果を生むために、“ループが凹凸になる独自のパターンの織り方”が採用されています。
触って見ると、通常のスポーツループに比べてボコボコしています。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ レンチキュラー効果の仕掛けを解説すると、黒いパイルの部分が高くなっていて、その両側にレッドとグリーンが配色されています。
角度を変えて見ると、黒いパイルが「衝立て」「目隠し」になり、レッドが隠れたり、グリーンが隠れたりします。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ 内側には「BLACK UNITY」のパッチも貼られています。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ Apple Watchのジェットブラックアルミニウムケースに取り付けました。
ラグ(バンドを本体に固定する土台部分)と、側面もブラックなので、黒系のApple Watchにベストマッチです。
シルバー系の本体に装着しても違和感がありません。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ レンチキュラー効果により、バンドの色がレッドからグリーンへと、グラデーションを描いているように見えます。
クジャクの羽や、カラスアゲハの翅などの構造色のようで綺麗です。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ バンドに合わせた「ユニティリズム」文字盤は、アナログ文字盤です。
3色のブラシで描いたような数字が、背景に大きく表示されます。
Apple Watchの角度を変えると、連動して色が変わり、キラキラして見えます。
設定で色のカスタマイズができます。
コンプリケーションは、左上と右下の2か所に置けます。
バンドも文字盤も、Appleの黒人のクリエイティブチームがデザインを手がけています。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ この文字盤には、専用の「ユニティリズム」チャイム音も用意されています。
“個性的でリズミカルなチャイム”が鳴って、時刻を知らせてくれることになっています。
Apple Watchの 設定 > 時計 で、「チャイム」をオンにする必要があります。
私はどういうわけか、鳴ったことがありません。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ 実際に身につけてみます。
バンドはブラックがベースで、意外に落ち着いた色に見えます。
これまでのBlack Unityバンドの中では、いちばん無難なデザインです。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ スポーツループなので装着しやすく、通気性もあり快適です。
従来のスポーツループと違って、レンチキュラー効果のための凹凸があります。
手首には「マグネティックリンク」バンドと同じような、ストライプ状の跡がつきます。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ 46mmケース用は、Apple Watch Ultra(49mm)にも対応しています。

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

▲ iPhoneとiPad用に、文字盤とお揃いのデザインのユニティリズム壁紙も登場しています。
iOS 18.3以降、iPadOS 18.3以降にアップデートすると使えるようになります。
開くたびに「Unity」と筆記体で書かれた文字がアニメーションします。

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まとめ

Black Unityスポーツループ – ユニティリズム

2月の黒人歴史月間を記念した、「Black Unity」バンドの第5弾です。
Apple Watchユーザーには馴染み深いスポーツループに、色が変化して見えるレンチキュラー効果が加わったのには驚かされました。
マットな質感ですが、変化するカラーにより、まるで光沢があるように見えます。
専用に用意された文字盤の美しさにも目を見張ります。

Apple Watchバンド「Black Unityスポーツループ – ユニティリズム」は、Apple公式サイトで購入できます。
価格は税込各6,800円です。

販売ページ:Apple公式サイト

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