【編集後記】Apple Store札幌の閉店から9年

Apple Store札幌

2016年2月26日にApple Store札幌が閉店してから、9年が経過しました。

おさらいすると、同店は入居しているビルの再開発のために「移転」するとして、移転先未定のままで閉店しました。

「移転先を探して再開を目指す」「より利用しやすい場所で再び開業したい」というAppleのコメントが、閉店後に地元紙で伝えられました。

あわせて読みたい
【レポート】涙のハイタッチ – Apple Store札幌、閉店の記録 10年前のオープン日にも立ち会った店でした。 iPhoneの発売日になれば並び、iPadの発売日にも並び、新年1月2日の初売りにも毎年並びました。 アップル好きの私のことで...

関連記事:【レポート】涙のハイタッチ – Apple Store札幌、閉店の記録

目次

跡地の現在

Apple Store札幌

当時はビルの取り壊し・建て替えのための退去と思われていましたが、実は9年経た現在も、建物はそのままです。
Apple Storeが抜けた翌年、同じ場所にソニーストアが入りました。
ソニーは2023年に移転して、昨年5月からはスウォッチストア札幌が開店しています。

スウォッチストア札幌

画像引用元:スウォッチが日本最大級の新店舗を札幌にオープン! | スウォッチ グループ ジャパン株式会社|THE SWATCH GROUP (JAPAN) KK

ビルの名前はApple Storeがあった当時の「QB札幌ビル」から変更され、現在は「メットライフ札幌プラザ」になっています。

Apple Storeが閉店した理由は、地元有力紙でも『再開発されることになり、退去を余儀なくされたため』と伝えられたのですが、実際は違ったようです。
ただ単に、オーナーとAppleとの契約終了による退去だったのかもしれません。
しかし不可解なのが、Apple Storeの上にあった歯医者さんも、同じころに退去・移転しているんですよね。
同じビルのアデランスだけは、9年前から変わらず現在も営業を続けています。

そろそろ帰ってくる?

2018年のApple新宿から始まった「5年計画」の期間は、2年前に終わってしまいましたが、いま国内のApple Storeにふたたび動きが見え始めています。

まず大阪・梅田地区に進められている新店舗が、近々オープンしそうな雰囲気になっています。
銀座のサヱグサビル本館の建物はほぼ完成していて、今後1年以内ぐらいには、Apple銀座が元の場所に戻ってくる可能性があります。
来年リニューアルオープンする渋谷マルイに、Apple渋谷が移転するらしいという話も出ています。

札幌の街並み

札幌は現在、新幹線の延伸に向けて再開発が進められているほか、商業ビルの建て替えも相次いでいます。

参考:札幌再開発マップ:北海道新聞デジタル

そろそろ札幌にApple Storeが帰ってくる可能性は十分にあります。
2019年の閉店から6年経った仙台も、復帰を願っています。

目次