昨年5月に紹介済みの内容ですが、iPad miniと第4世代iPadの発売記念に、豆知識として再度取り上げさせていただきます。
iPad/iPad miniの純正オプション「Smart Cover」には、カバーの開閉で自動的にiPadをスリープ/スリープ解除する機能が搭載されています。
スリープ/スリープ解除する機能は、iPad内の設定項目「iPadカバーによるロック/ロック解除」でオン/オフにできます。
この設定項目は、「Smart Cover」あるいは同様の機能を持った他社製ケースを、一度も被せたことのないiPadには表示されていません。
「Smart Cover」を被せて、スリープから復帰させてはじめて、設定項目が現れます。
iPadの「設定」 > 「一般」の中にある、「パスコードロック」と「機能制限」の間に、その項目が出現します。
これには、「必要ないものは隠す」ことでユーザビリティを高める、アップルの配慮が見て取れます。
たとえば「Smart Cover」を知らないiPadユーザにとっては、「iPadカバーによるロック/ロック解除」の設定項目は意味不明です。
また「Smart Cover」を使わないユーザには、この設定項目は意味が無く、あっても邪魔なだけです。
「Smart Cover」のユーザにだけ、この設定項目を提供することで、無用な混乱や煩雑さを避けられます。
これまでにも、アクセサリを接続してはじめて項目が出現する例として、iPodの「ラジオ」や「ボイスメモ」などがありました。
マイクを搭載していないiPod nanoやiPod classicは、外付けマイクやマイク付きヘッドホンを接続したときにだけ「ボイスメモ」の項目が現れます。
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