【コラム】iPhone 5用のケースは5sでも使える? アップルの公式見解も

iPhone 5用として発売されているケースは、iPhone 5sでも使えるでしょうか?
5と5sは大きさ・形が同じなので、使えるものも多いですが、注意が必要な製品もあります。

※ iPhone 5sで使えるケース・保護フィルム一覧はこちら:iPhone 5s用ケースカタログ

【2016年3月追記】
iPhone SEは、iPhone 5sと大きさ・形状がまったく同じです。
iPhone 5s用のケースがそのまま使えます。
iPhone SE用ケース・保護フィルムの一覧カタログはこちら。

収納ケースは楽勝

新しいiPhone 5sと旧モデルのiPhone 5は、重量とサイズ、形状がまったく同じです。
差し込んで収納するだけのスリーブ式収納ケースや、ポケット型のケースなら、問題なく収納できます。

バズハウスデザインのiPhone 5用ハンドメイドレザーケース
▲ バズハウスデザインのiPhone 5用「ハンドメイドレザーケース」など

背面に装着するカバータイプは

iPhone 5sはカメラレンズが改良され、LEDライトも縦にふたつ並べて性能アップしています。
レンズとLEDの形・大きさが、iPhone 5とは変わっています。
カメラレンズまわりに、ある程度ゆとりをもって穴を開けているケースなら、問題なさそうです。

iPhone 5s Case
▲ アップルがiPhone 5と5s両対応としてリリースしたケース「iPhone 5s Case」も、このタイプです。

アルミ製・金属製ケースは注意

アルミ削り出しなどの金属製ケースは、電波の受信感度に影響を与える恐れがあります。
iPhone 5でテストして問題なかったとしても、iPhone 5sはアンテナの仕組みが変わっているかもしれません。
ケースメーカーがiPhone 5sでテストし、受信感度に問題ないことを確認してから、選ぶのをおすすめします。

またアルミケースの中には、レンズ・フラッシュ部分をギリギリの大きさに開けたものがあるので注意してください。

iPhone 5s Case
▲ Gild designのアルミケース「ソリッド for iPhone5」は、カメラレンズ・LEDの開口部がiPhone 5sには合わない。

ホームボタンを覆う防水ケースは

iPhone 5sは、ホームボタンに指紋認証センサー「Touch ID」を採用しています。
ホームボタンを覆う防水ケースのようなものは、指紋認証を利用できません。
iPhone 5のホームボタンとは、大きさ・位置が変わっている可能性もあります。

iPhone 5s Case
▲ 完全防水ケース「OtterBox Armor for iPhone 5」は、ホームボタンに触れられない。

保護フィルムや強化ガラスカバーは

iPhone 5と5s、5cのすべてに対応するものとして、液晶保護フィルム「OverLay」シリーズや、「TUNEFILM Pro」シリーズが発売されています。
液晶を保護する透明なフィルムや、強化ガラス製カバーなら、だいたい同じ物が使えそうです。

背面用フィルムは、iPhone 5と5sではレンズ・LEDフラッシュの形状が買っているので、注意が必要です。

柄付きシールなどは

背面用のデザインシールなどは、iPhone 5と5sではレンズ・LEDフラッシュの形状が買っているので、注意が必要です。
ケースと同じように、レンズ周りが大きく開けられているものなら使えます。

前面上部に見えないように搭載されている近接センサーも、位置が変わっているかもしれません。
柄付きの保護スキンなどは、確認しないとセンサーと干渉するかもしれません。

iPhone 5s Case
▲ iPhone 5の近接センサーは、FaceTimeカメラの左に隠されている。
もし位置が変わっていたら、「id America Cushi」のようなスキンシールが覆ってしまう恐れがある。

アップル公式サイトの見解は「専用のものを買って」

直営店舗のApple Storeのページには「よくある質問」として、以下のQ&Aが掲載されています。

Q「iPhone 5のケースはiPhone 5sでも使えますか?」

A『iPhone 5sの形とサイズはiPhone 5と同じですが、カメラとLEDフラッシュは変更されています。
そのため、iPhone 5のケースをiPhone 5sで使用すると、カメラの動作に影響を及ぼす場合があります。
ケースをお求めの際は、お持ちのモデルのためにつくられたケースをお選びください。』
アップル – お近くのApple Store – iPhoneより)

※ iPhone 5sに対応するケース・保護フィルム一覧はこちら:iPhone 5s用ケースカタログ

iPhone 5cでは?

プラスチック製ボディのiPhone 5cは、iPhone 5よりも1.4ミリ厚くなっています。
ボリュームボタンなどの形状も変わっています。
すっぽり収納するゆとりのあるケース以外は、iPhone 5用は使えそうにありません。

※ iPhone 5cに対応するケース・保護フィルム一覧はこちら:iPhone 5c用ケースカタログ

【追記】Apple Storeでは、iPhone 5用として発売されたケースの、iPhone 5sに対応しているものを確認できます。
こちらの記事Apple StoreのiPhoneケース対応情報が更新、iPhone 5用ケースの多くが5sにも対応を参照してください。

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