アップルが開発者向けに公開している「Case Design Guidelines for Apple Devices」が更新されています。
ケース等の設計に利用できる、寸法図をまとめたPDFです。
最新版のRelease R11で、iPhone SEと9.7インチiPad Proの情報が追加されています。
iPhone SEはiPhone 5sと共通の図面で、寸法が同じです。
iPad Pro 12.9インチと9.7インチ、iPad mini 4用に、マグネット式カバー向けのマグネット位置・センサーを示す図面も追加されています。
配布ページ:Designing Cases for iPod, iPhone, and iPad – Apple Developer
ニュース解説
iPhone 5sとiPhone SEは、寸法的にはまったく同じことが明らかになりました。
これまでもiPhone 4と4s、5と5s、6と6sには微妙な違いがあり、この図面がでるまでは、iPhone SEの正確な寸法は不明でした。
iPhone 5s用のケースは、iPhone SEにも使えることになります。
しかしiPhone 5sとiPhone SEは、見た目にはいくつかの違いがあります。
斜めにカットされたエッジの処理が、iPhone 5sでは光沢のあるダイヤモンドカットと呼ばれるものでした。
iPhone SEではこの部分が、背面・側面と同じマットな仕上げに変わっています。
この変更はコストダウンのためと見られています。
また、Appleマークの処理が変わったほか、背面の「iPhone」の文字の下に「SE」の文字が追加されています。
カラーバリエーションにローズゴールドがあるのは、iPhone SEだけです。
重量も、iPhone SEの方が1g重たくなっています。