iPhone/iPad/iPod touch用の「iOS 10.3 ソフトウェア・アップデート」が公開されています。
iOS 10.2.1からの詳しい変更点は以下(リリースノートから引用)。
iOS 10.3には新機能が導入され、“iPhoneを探す”を使用してAirPodsの所在を確認したり、Siriを使用して支払いや配車サービスを利用したり、自動車メーカー製のAppと一緒に使用できるようになりました。
目次
iPhoneを探す
- AirPodsの現在の所在地または最後に確認された場所を見ることが可能
- 片方または両方のAirPodsから音を出して探し出しやすくすることが可能
Siri
- 支払い用Appを使用して、支払いを実行したり、請求書を確認したりすることに対応
- 配車サービスAppを使用して、配車の予約をすることに対応
- 自動車メーカー製のAppを使用して、車の燃料の残量確認、ドアのロックの状況確認、ライトの点灯、クラクションを鳴らしたりすることに対応
- インディアン・プレミアリーグと国際クリケット評議会によるクリケットのスコアおよび各種記録に対応
CarPlay
- 最後に使用したAppに簡単にアクセスできるショートカットをステータスバーに追加
- Apple Musicの“再生中”のスクリーンから“次はこちら”および現在再生中の曲のアルバムへ移動が可能
- Apple Musicの厳選されたプレイリストや新しいミュージックカテゴリが利用可能
その他の改善および修正
- iTunesで一度レンタルした映画はお使いのどのデバイスでも視聴が可能
- Apple IDアカウントの情報、設定、およびデバイスが一覧できる新しい設定画面
- “マップ”で現在の気温を3D Touchすると、時間毎の天気を表示
- “マップ”で“駐車中車両”の検索に対応
- “カレンダー”に迷惑な参加依頼を削除しスパムとして報告する機能を追加
- “ホーム”でアクセサリのスイッチやボタンでシーンを起動することに対応
- “ホーム”でアクセサリのバッテリー残量確認に対応
- Podcastに、3D Touchの対応を追加し、“今日”のウィジェット表示で最近更新されたコンテンツにアクセスすることが可能
- Podcastのコンテンツおよびエピソードは“メッセージ”で共有可能になり、メッセージ上で再生が可能
- 位置情報とプライバシーをリセットすると、“マップ”で現在地が表示されない問題を修正
- “電話”、Safari、“メール”でVoiceOverの安定性を改善
そのほか、セキュリティアップデートも含まれています。
IOSのアップデート方法
iOSの「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」か、パソコンのiTunesを使ってアップデートできます。
デバイスだけでアップデートするには、Wi-Fi環境が必要です。
パソコンを使ってiOS 10にアップデートするには、iTunes 12.5以降が必要です。
iOS 10に対応しているのは、以下のデバイスです。
- iPhone 5以降
- iPod touch 第6世代
- iPad 第4世代以降
- iPad mini 2以降
- iPad Air
- iPad Pro
ニュース解説
「iPhoneを探す」「Siri」「CarPlay」「マップ」「ホーム」「Podcast」アプリが機能強化されています。
パソコンのiTunesでレンタルした映画を、移動操作なしでiOS上で見られるようにもなりました(要iTunes 12.6)。
このアップデートをすることで、Apple Watch用の「watchOS 3.2」も利用可能になります。
今回のアップデートは、いつもより時間がかかるように感じました。
ちゃんとバックアップをとってから、時間のあるときにアップデートすることをおすすめします。