12.9インチiPad Proは、2015年に発売の第1世代(初代モデル)と、2017年発売の第2世代があります。
第1世代と第2世代は、大きさは同じでも、カメラレンズ周りやマイクの位置に違いがあります。
Smart Cover/Smart Keyboardは同じものを使えますが、背面保護ケースは流用できません。
▲ 第2世代のiPad Proは、カメラレンズが突き出た形状になり、新たにフラッシュライトが搭載されました。
▲ 第1世代ではカメラレンズ周りにあった「デュアルマイクロフォン」の穴は、背面の中央上部に移動しました。
▲ このため第1世代用のケースを第2世代に装着した場合、カメラ周りとマイク穴が一致しません。
Appleから発売されていた、第1世代用の純正「シリコーンケース」は、販売終了になりました。
▲ 両方に対応したケースも作れますが、iPad Proに装着したときに、無意味な穴が存在することになります。
画像は、12.9インチiPad Pro全モデル対応の「Logitech Slim Combo with detachable keyboard for 12.9-inch iPad Pro」(日本未発売)です。
第1世代でも使えるように、カメラレンズの左右にマイク用の開口部がありますが、これは第2世代では必要ないものです。
▲ 画面の大きさには、変更がありません。
第1世代用に発売されたSmart Cover/Smart Keyboardは、そのまま第2世代に使えます。
新発売された日本語(JIS)配列のSmart Keyboardや、本革製の「レザーSmart Cover」も、第1世代に対応しています。
液晶保護フィルムも、各社から第1世代・第2世代両対応としてリリースされています。
しかし外側から見えない内部のセンサーに変更があった場合は、不透明のフレーム付きフィルムだと干渉する可能性があります。
▲ Apple純正の「レザースリーブ」のような、収納するだけのケースなら、同じものが使えます(写真は10.5インチ用)。
まとめると
- 背面保護ケースは、カメラ周りやマイク位置の変更のため流用できない
- 両方に対応するケースは実現可能
- Smart Cover/Smart Keyboardは同じものが使える
- 大きさは変わっていないので、収納するだけのケースも問題なし
となります。