今年のiPhoneは「iPhone XS」と「iPhone XR」という、2シリーズになりました。
iPhone XSにはこれまでの「Plus」に相当する、大型モデル「iPhone XS Max」もあります。
iPhone XSは10年以上のiPhoneの歴史で初となる、「ハイエンドモデル」に位置付けられているように見えます。
iPhoneはこれまでも、価格帯の異なる2種類のシリーズが販売されることがありました。
しかしそれらは、「通常モデル」と「低価格モデル」という関係でした。
iPhone 5sと5c、iPhone 6sの後に登場したiPhone SEのように。
昨年はiPhone 8とiPhone Xがリリースされましたが、Xはハイエンドというよりは次世代モデルという印象でした。
今回の安い方であるiPhone XRは、「低価格モデル」ではなく「通常モデル」なのだと思われます。
上位モデルのiPhone XSと、ほぼ変わらない性能を備えており、従来の低価格モデルとは扱いが異なります。
普及帯モデルにしては、価格が高めに感じるのは否定できません。
しかし今後長く使える機種になりそうで、十分に元はとれるでしょう。
発表イベントの中でAppleは、さらなる環境保護のために、iPhoneの製品寿命をこれまで以上に延ばすと宣言しています。
宣言のあとにお披露目されたiPhone XRは、それを体現するモデルとなるに違いありません。
一方のiPhone XSはというと、高解像度の有機ELディスプレイとデュアルカメラ、最大512GBのストレージを備えており、一般的な用途にはオーバースペックに感じます。
高級感ある外観も相まって、ハイエンドモデルの風格を備えた機種となっています。
「ハイエンド」という位置付けが伝わりにくかったようなので、MacやiPadのように、「Pro」の名を与えても良かったのではないでしょうか。
私は今年のラインナップの中で、iPhone XRの、特にホワイトのデザインに惚れ込みました。
性能もiPhone XRで十分なのですが、このようなサイトを運営している都合上、今回はiPhone XS Maxを予約しました。
iPhone史上最大となる、手のひらに収まる極限サイズの画面を備えた「Max」が、今からとても楽しみです。
iPhone Xは昨年、「iPhoneの次の10年の始まり」としてリリースされました。
その言葉どおり、今年のiPhoneはすべて「iPhone X」シリーズとなり、ホームボタン搭載タイプの後継品はありませんでした。
リーズナブルな旧型のiPhone 7とiPhone 8も併売されていますが、これから先のことを考えると、最新の機能を搭載した長く使えるiPhone XRが個人的におすすめです。