【豆知識】iPhoneの付属品が、USB-C − Lightningケーブルだけに。充電器とイヤホンは入っていない

iPhoneの付属品

2020年10月から、iPhoneに電源アダプタとイヤホン「EarPods」が付属しなくなりました。
付属品は「USB-C – Lightningケーブル」だけになりました。

充電器とイヤホンが付属しないiPhone

  • iPhone 12
  • iPhone 12 mini
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12 Pro MaX
  • iPhone 13
  • iPhone 13 mini
  • iPhone 13 Pro
  • iPhone 13 Pro MaX
  • iPhone 14
  • iPhone 14 Plus
  • iPhone 14 Pro
  • iPhone 14 Pro MaX

以下のモデルも、2020年10月からは充電器とイヤホンが同梱されずに販売されます。

  • iPhone SE(第2世代)
  • iPhone 11
  • iPhone XR

※注意:2023年9月発売のiPhone 15/iPhone 15 ProはUSB-C端子に

2023年9月に発売されたiPhone 15/iPhone 15 Proシリーズは、充電・接続用の端子が「USB-C」に変わっています。
いままでのLightningケーブルは使えないのでご注意ください。

目次

充電はどうする?

1)いままでの充電器を使う

5W電源アダプタとLightningケーブル

これまでもiPhoneを使っていたなら、いま持っている充電器とケーブルを、新しいiPhoneにも使えます

2)付属のUSB-C – Lightningケーブルを使ってみる

USB-C - Lightningケーブル

これまでのiPhone(11 Pro以外)に付属していたケーブルは、Lightning端子の反対側がUSB-A端子でした。
新しいケーブルでは、USB-C端子が採用されています。

対応する充電器を使うことで、いままでよりも早く充電ができます。
表裏の向きを気にせずに挿せる点も便利です。
MacBook用のUSB-C電源アダプタも、iPhoneの充電に使えます。

20W USB-C電源アダプタと、USB-C - Lightningケーブル

USB-Cの充電器を新しく買うなら、Appleから発売されている「20W USB-C電源アダプタ」(MHJA3AM/A)がおすすめです。
新しくiPhoneに付属しているケーブルと組みあわせることで、30分で最大50%充電できる「高速充電」ができます。

これまでは「18W USB-C電源アダプタ」として発売された製品で、iPhoneの付属品の見直しに合わせて、性能アップし値下げもされました。
価格は税込2,780円です。

もちろん他社製のUSB-C電源アダプタも利用できます。
他社製品では、同等性能でコンパクトな「Anker PowerPort III Nano 20W」が人気です。

3)ワイヤレス充電を使ってみる

ワイヤレス充電器で充電するiPhone

USB-C – Lightningケーブルが付属しているiPhoneは、ワイヤレス充電にも対応しています。
ワイヤレス充電器のうえにポンと載せるだけで、iPhoneが充電されます。
ケーブルを接続して充電するよりは、充電速度は遅いです。

MagSafe充電器

Apple純正のワイヤレス充電器「MagSafe充電器」も発売されました。
「MagSafeシステム」に対応しているiPhone 12/13/14シリーズなら、磁石で背面にくっついて、最大15W(iPhone 12 miniは12Wまで)で充電できます。
ただし「MagSafe充電器」にも、USB-C電源アダプタが別途必要です。
iPhone 8〜11などでは、ふつうのワイヤレス充電器として動作します。

イヤホンはどうする?

Lightningに接続するイヤホンを使う

EarPods with Lightning Connector

iPhone 7以降に付属していた、Lightning接続のイヤホン「EarPods with Lightning Connector」を持っているなら、それを使えます。
イヤホンだけ新しく買うこともできます。
税込2,780円で販売中です。

他社からも、Lightning端子を備えたイヤホン/ヘッドホンが発売中です。

アダプタを使って、3.5mmステレオミニプラグのイヤホンを接続する

Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ

Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」を使えば、一般的なステレオミニ端子のイヤホンやヘッドホンを、iPhoneに接続できます。
アダプタは税込1,380円で販売中です。

Bluetoothイヤホンを使ってみる

AirPods

BluetoothイヤホンをiPhoneで使うなら、なんといってもAppleのAirPodsが便利です。
AirPods Proなら、ノイズキャンセリング機能を搭載し、電車内などでも音楽を聴きやすいです。

Beats Flexワイヤレスイヤフォン

新しくBluetoothイヤホンを買うなら、今回のイヤホン同梱廃止にあわせて登場した「Beats Flex」がおすすめです。
Beatsの人気イヤホン「BeatsX」の後継品で、価格が大幅に値下げされています。
首から下げられるので、AirPodsのように落としたり無くしたりする心配がありません。
AirPods(第1世代)と同じ、Apple W1チップを搭載し、iPhoneなどのApple製品との親和性が高いです。

価格は税込各9,800円で、以下のオンラインショップで購入できます。

※注意:2023年9月発売のiPhone 15/iPhone 15 ProはUSB-C端子に

2023年9月に発売されたiPhone 15/iPhone 15 Proシリーズは、充電・接続用の端子が「USB-C」に変わっています。
いままでのLightningケーブルや、Lightning接続のヘッドホン・イヤホンは使えないのでご注意ください。

どうして充電器とイヤホンを付けなくなったの?

付属品を省くことで、外箱が小さく・軽くなります。
輸送コストが軽減され、環境に与える影響が少なくなります。
Appleは以下のように説明しています。

  • “炭素排出をさらに削減し、貴重な資源の採掘や利用を避けることができます”
  • “パレットに70パーセント多く箱を積載して出荷できるようになります”
  • “年間で200万トンの二酸化炭素排出量が削減され、この量は自動車45万台が道路から消えてなくなることに相当します”

すでに多くのユーザーが、いままでにもiPhoneやスマートフォンを所有しており、電源アダプタやイヤホンも持っていると判断したのでしょう。
イヤホンの廃止は、AirPodsを選ぶユーザーの増加も関係していると思われます。

いままで使っていた充電器やアクセサリは、下取りに必要では?

Apple公式の下取りサービス「Apple Trade In」なら、下取りに必要なのはiPhone本体だけです。
パッケージや、充電器、イヤホンなどの付属品(アクセサリ)は必要ありません。
前のiPhoneに付属していた充電器などを、引き続き使うことができます。

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