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【詳細レビュー】SwitchEasy CapsuleRebel for iPhone 3G

このページでは2種類の素材で保護する2重構造のiPhoneケース“CapsuleRebel”をご紹介します。

概要

写真

“SwitchEasy CapsuleRebel for iPhone 3G”は、iPhone 3G用のケースです。
柔らかなインナーケースと、骨格のようなデザインの外部フレームで、2重にiPhoneを保護します。
香港SwitchEasyの製品で、日本ではプレアデスシステムデザインから販売されています。
2008年7月に発売されました。

使用方法と使用感

写真 ケース本体のほかに、さまざまなアクセサリが付属します。
付属品については後述。
写真 ケース本体はふたつの異なる素材のパーツで構成されています。
非常にインパクトのあるデザインです。
写真 柔らかい内側のケースの素材は、パッケージでは「シリコンシェル」、ウェブサイトでは「ダイナミックソフトポリマー」と説明されています。触ってみた感じでは、シリコンではなく塩化ビニールっぽいです。
よくわかりませんがポリエチレンとか、そんなものだと思います。
身近なものに例えるとしたら、食品保存用のタッパウェアのフタでしょうか。
内側はツルツルで、外部フレームからはみ出す外側部分は梨地仕上げでサラサラしています。
写真 装着はまずiPhoneにインナーケースを被せて、このあと外部フレームをはめ込みます。

インナーケースは柔らかいので、装着も簡単です。

写真 外部フレームを装着せずインナーケースのみで使えるか、というと、ちょっと無理があります。
ケースが外れやすく、なにより格好わるいです。
写真 インナーシェルを被せたら、骨のようなデザインの外部フレームを装着します。
外部フレームは頭の部分を被せてしまえば、あとは順番に押し込んでていくだけでパチパチと気持ちよくはまっていきます。

複雑に見えますが、意外に装着しやすいです。

写真 装着完了。
実際に製品に触れるまでは、この強烈なデザインは「奇をてらった装飾」だと思っていましたが、そうではなく機能性にあふれるものでした。
くにゃくにゃだったインナーシェルが、外部フレームで握りしめるように押さえられて、しっかり固定されます。
柔らかいインナーシェルと、四すみを守る固い外部フレームで、耐衝撃性も期待できます。
写真 前面の外観。
カラーバリエーションでインナーシェルと外部フレームの色が異なるものだと、ちがう印象になるでしょう。
写真 外部フレームで押さえられていないホームボタン付近のインナーシェルは、少し頼りない感じです。
指で触るとフニャフニャ動きます。
写真 タッチスクリーンの操作部の周りも大きく開いているので、画面操作を妨げません。
写真 スリープスイッチは、インナーシェルでカバーされていて、ケースの上から押すことになります。
シリコンケースでよく見る仕様ですが、なかなか押しやすいです。

クリアケースのように開口させる方式だと、スイッチが穴の中に落ちくぼんで押しにくくなってしまいます。
ケースで覆ってしまう本製品の仕様は、その問題を解決しています。

写真 iPhone背面側からそえた指がスイッチを押しやすいように、V字型に削った成形がされています。
ユーザの使い勝手を考えた、丁寧な設計です。
あたりまえの仕様に思えますが、こういう気遣いのできていないケースが多いです。
写真 ボリュームボタンも、スリープスイッチと同様にカバーされています。
写真 ひとつ困ったことに、画面の枠にあたる部分を押しても、ケースが引っ張られてボリュームスイッチが反応してしまいます。

スリープスイッチを人差し指で押すとき、iPhoneを握っている親指にも自然に力が入ります。
このケースにしてから勝手にボリュームが上がることがある、と思っていましたが、自分で押してしまっていたのでした。

写真 ケースを脱がせるときは、外部フレームをはずしてから、インナーシェルをはずす、という順序になっています。
しかし外部フレームだけを外そうとしても、インナーシェルも一緒にはずれてしまいます。
そのまま脱がせて問題ないでしょう。
写真 ヘッドホンプラグの開口部は、ちょっと狭いです。
「ATH-A900」の大きなプラグは刺さりませんでした。

「SHURE SE310」「SHURE Music Phone Adapter for iPhone」は接続できました。

写真 AppleコンポジットAVケーブル」の大きなDockコネクタ端子も接続できました。
開口部が小さく見えたので、無理かと思いましたが、インナーシェルの柔軟性が幸いしたようです。
写真 2重構造なので他のケースより大振りなイメージがありますが、大きさは他のケースと変わりません。

異なる素材が縞状に配置されていて、独特のグリップ感があります。
ポリカーボネートのクリアケースほどツルツルせず、シリコンケースのようにベタつきもありません。
持ちやすく、ポケットへの出し入れもしやすいです。

似たり寄ったりのケースが多い中、この素材・デザインのオリジナリティも評価に値します。

写真 ケース本体だけじゃなく付属品にも、かなり細かい配慮がなされて設計されています。
もしこのデザインが好きなら、自信を持ってオススメできます。
デザインに抵抗があるなら、ホワイトかブラックの単色で構成されたものが無難です。

9種類のバリエーションがあり、それぞれのインナーシェルと外部フレームを交換できます。
2種類買って、好みに合わせて付け替えるのも面白いでしょう。

デザインはちょっとスゴイけど、ケースの出来はかなりいいです。
製品名「CapsuleRebel」の「Rebel」とは、反逆者・反抗者という意味です。
見た目は不良だけど中身は優等生、というイメージでネーミングされているのかもしれません。

付属品

写真 製品には以下のアクセサリーキットが付属します。
  • Dockコネクタプロテクター
  • 帯電防止加工スクリーン保護フィルム × 2枚
  • ユニバーサルドックアダプター
  • ビデオスタンド
  • マイクロファイバークロス
  • スクリーンスクイージー(気泡除去カード)

写真 液晶フィルムは、同じものが2枚付属します。
粘着面の剥離フィルムの他に、フィルムを保護するフィルムが貼られた状態で出荷されています。
オモテウラが分かりやすく、フィルムを剥がしやすくするガイドがついた親切設計です。
フィルムを貼るときに使うヘラ(スキージ)も付いています。

他の方のレビューで、ケース装着時に液晶フィルムの端がぶつかって剥がれる、という報告もあります(レビュー集参照)。ご注意ください。2枚目はそのための予備なのかもしれません。

写真 iPhoneのドックコネクタを保護するカバーです。
写真 カバーを装着すると、ケースと一体感があります。
しっかりハマっていて、いつのまにか取れてしまう恐れはなさそうです。

液晶フィルムを同じもの2枚付けるよりも、このカバーの予備をもう一つ付けてほしかったかも。

写真 カバーの両端には、爪を引っかけるための小さな突起が設けられています。
この突起のおかげで、カバーを簡単に外せます。

ここまで書いてきた通り、いろんなところがユーザフレンドリーに設計されています。

写真 “Apple Universal Dock”用のユニバーサルドックアダプが付属します。
ケースを装着したまま、ドックに接続できます。

「Apple iPhone 3G Dock」に対応するものではないので、注意してください。
各ドックについては「製品紹介/Apple iPhone 3G DockとUniversal Dock」を参照してください。

写真 ホームボタンが押しやすいように、アダプタ中央が削られています。Apple純正のiPhone用アダプタよりも親切です。

アダプタは専用設計にしては隙間がありグラグラしますが、これは良しとします。ほかのケースとも併用できるかもしれないからです。実際、手持ちのケースで対応状況を調べてみました。

写真 これはモダンな箸置き、ではなく「ビデオスタンド」です。
iPod touchに同梱されていたスタンドに似ています。
写真 ビデオ鑑賞時に、iPhoneをヨコ向きに立てることができます。
タテ方向に設置できないのが残念です。
写真 タッチスクリーンの指紋を拭き取るクリーニングクロスも付属します。
ちゃんとキレイになります。
クロスは小さいので、あまり使いやすくありません。

“SwitchEasy CapsuleRebel for iPhone 3G”の購入は

写真

“SwitchEasy CapsuleRebel for iPhone 3G”は以下のショップで購入できます。
9種類のカラーバリエーションで、価格は税込2,980円〜3,480円。

Amazon.co.jpで販売されているSpecial Version(PleiadesDirect限定品)は、イヤホンコードを巻き取ることができるコードマネージャ付きです。おすすめはWhite - Special VersionBlack - Special VersionArctic - Special Packです。


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