【編集後記】WWDC 2017基調講演で見た、謎のガジェットを入手

 APPOCALYPSE

今年のWWDC基調講演の冒頭で流されたオープニングビデオ「APPOCALYPSE」は、ご覧になりましたか?
アプリの無くなった終末世界を描いた、ドタバタ喜劇のショートフィルムです。

公開ページ:WWDC 2017 Keynote – WWDC17 – Videos – Apple Developer

Apple社のサーバルームに配属されたスタッフが、不用意に電源プラグを引き抜いてしまうため、世界からアプリが消えてしまいます。
「APPOCALYPSE」は、APOCALYPSE(黙示録)とAPP(アプリ)をかけた造語です。

ところでAPPOCALYPSEの引き金となった、アレはいったい何なのか?

 APPOCALYPSE

お墓や位牌のような形状で、貯金箱のようにも見えますが、電源が要るものらしい。
嬉しそうに眺めているので、よほど面白いものなのでしょう。

 APPOCALYPSEのアレ

ジャーン!
気になったので入手してみました。
eBayで米国から取り寄せました。
映像に出てくるものとは、表面の仕上げや、壇上の石が異なります。
似たようなものが色々あるのかもしれませんが、おそらく、そのまま使わずアレンジを加えたのでしょう。

 APPOCALYPSEのアレ

後ろに電源端子と電源スイッチがあります。

 APPOCALYPSEのアレ

肝心のACアダプタが付いていない、と思ったら、なんと電池でも動く。
APPOCALYPSEの騒動はなんだったのか。

 APPOCALYPSEのアレ

では電源を入れてみましよう。
ウイーンというモーター音が聞こえ始め、その数秒後。

 APPOCALYPSEのアレ

チョロチョロチョロチョロ…
水が流れます。
注がれた水は、ポンプで吸い上げられて循環します。

これはファウンテン(泉・噴水)と言われる、リラクゼーション向けのインテリアでした。
Amazon.comを見ると、「Tabletop Fountains」カテゴリで、さまざまなデザインのものが販売されています。
オリエンタルなものが多いですね。
日本では「ミニ噴水」と呼ばれているようです。

 APPOCALYPSEのアレ

しばらくデスクサイドに飾ってみました。
水音よりもモーター音の方が大きく、リラクゼーション効果はいまひとつかな?
底部に仕込まれたLEDも光ります。
同梱されていた石は、本物の川石です。

 APPOCALYPSEのアレ

あのビデオの「謎のガジェット」って、この白いオーディオプレーヤーのことだと思った方もいるかもしれません。
これは16年前に発売された初代iPodです。
iOSデバイスではない(アプリは無い)ので、APPOCALYPSEの影響を受けない小道具として使われていました。
私の所有しているものも、まだちゃんと動きます。
このサイトを始めるきっかけにもなった、大切なデバイスです。

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