【レビュー】Logicool Powered Wireless Charging Stand:iPhoneの高速充電対応スタンド型ワイヤレス充電器

Logicool Powered Wireless Charging Stand

Logicool Powered Wireless Charging Stand」をレビューします。
iPhoneの7.5W高速ワイヤレス充電に対応する、スタンド型のワイヤレス充電器です。

AppleではこれまでiPhone対応のワイヤレス充電器として、ベルキンとmophieの2社の製品のみ扱っていました。
このロジクール製は3社目にあたり、スタンド型としては初となります。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ 充電スタンド本体と、専用の電源アダプタのセットです。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ 全体がマットなホワイトに仕上げられています。
シンプルな構造ながら、iPhoneを縦向きにも横向きにも設置して充電できるよう設計されています。
背もたれの部分が、ワイヤレス充電パッドになっています。
角度調節はできません。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ 電源ケーブルはスタンド本体と一体化していて、取り外せません。
ケーブル長は1.5メートルです。
ケーブルは背もたれの下から出ていて、左右の好きな方に取り回しでき、壁にぴったりくっつけて設置することもできます。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ 出荷時はケーブルが丸く巻き取られて、クリップで留められています。
このクリップは、ツメを横にズラすと簡単に取り外せます。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ 電源アダプタは、プラグとケーブルの差込口が90度に折れています。
壁面コンセントに接続した場合、ケーブルは下に垂れ下がる形になります。
Apple公式サイトの商品情報には「接続:Thunderbolt 3 (USB-C)」と記載されていますが、誤った情報です。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ ケーブルを束ねるためのゴムバンドを搭載しています。
このゴムバンドはケーブルの途中に一体化していて、取り外すとしたら、切り取るしかありません。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ 底部にはゴム足を搭載し、滑りにくく安定しています。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ iPhoneをポンと置くだけで、ワイヤレス充電が始まります。
平置き型と異なり、位置合わせの気を使わなくていいので簡単に使えます。
iPhone Xシリーズの場合は、置いたままFace IDが認証されやすい点も、平置き型より便利です。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ 画面のロックを解除したら、置いたまま画面操作することもできます。
設置面積も、平置きの充電パッドより小さくて済みます。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ iPhoneを載せるクレードルの底部には、溝が開けられていています。
載せたiPhoneがここに引っかかって、安定する仕掛けになっています。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ スタンドの前面と画面の段差が小さいので、iPhone Xの画面下からのスワイプもしやすく、iPhone 8のホームボタンも押しやすいです。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ ある程度の厚みのあるケースでも、装着したまま利用できます。
厚さ3ミリまで対応とされています。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ iPhone XS MaxやiPhone 8 Plusに、ケースを装着していても置ける大きさに設計されています。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ iPhone XとiPhone 8の場合はゆとりがありますが、端の方に寄せて置いたり、斜めに置いても充電されました。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ メーカーでは、iPhone 8 Plusの場合は、底面がApple純正ケースのように大きく開いたタイプのみ併用可能としています。
写真の下のような、充電コネクタが穴あけ加工されたタイプだと、コイルの位置が合わず充電されない可能性があります。
iPhone XS Maxで試したところ、底面が覆われたケースでも、ほとんど問題なく使用できました。
手帳型ケースや、「OtterBox Traction Seriesケース」のような側面の厚いケースだと、縦置きでは充電されませんでした。
iPhone Xと8では問題ありません。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ iPhoneを横向きに置いて、動画などを鑑賞しながら充電することもできます。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ 背もたれの天面に、充電状況を示すLEDランプを搭載しています。
iPhoneを縦向きに置いた場合は、後ろを覗き込むようにしないと見えない位置にあります。

Logicool Powered Wireless Charging Stand

▲ iPhone 8とiPhone Xで、バッテリー残量ゼロでシャットダウンした状態から、充電所要時間を測ってみました。
Apple Storeで扱っている、他社製の7.5W対応ワイヤレス充電器と、充電機能は大差ありませんでした。

iPhone 8の場合は1時間で、ゼロから43%になりました。
そこからさらに1時間(開始から2時間)で、77%になります。
充電90%までの所要時間は、充電開始から2時間20分です。
90%を越すと速度が落ちるのは、有線接続での充電と同じです。
99%から100%にするのには特に時間を要します。
充電開始から100%までは、ちょうど3時間かかりました。

iPhone Xでは1時間で43%、2時間で77%と、ここまではiPhone 8とほぼ同じ結果になりました。
90%までの所要時間は、充電開始から2時間35分です。
充電開始から100%までは、3時間20分かかりました。

まとめ

Logicool Powered Wireless Charging Stand

Apple認定のiPhone高速充電対応ワイヤレス充電器としては、初のスタンド型です。
置いたままiPhone XのFace IDが認識され、そのまま画面操作もしやすいです。
通知が来た際などの確認が、平置き型のワイヤレス充電器とくらべて素早くできます。
iPhoneをクレードルに載せるだけで、位置合わせの気を使わなくていいのも快適です。
横向きに立てられるのも便利で、細かい使い勝手にも配慮されています。
シンプルなデザインで、マットな純白の仕上げも美しいです。
デスクサイド・ベッドサイドに置いておくと、日々の生活がぐっと便利になるアイテムです。

「Logicool Powered Wireless Charging Stand」(iD20)は、Apple StoreとApple公式サイトでの限定販売です。
価格は税込8,942円(税別8,280円)です。

販売ページ:Apple公式サイト

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