「OtterBox Traction Seriesケース」をレビューします。
耐衝撃性能を備えた、iPhoneケースです。
iPhone XS用とXS Max用があります。
Apple StoreとApple公式サイトでの限定販売です。
このページではiPhone XS Max用を使って解説します。
▲ 側面のバンパー部分が、柔らかいTPU素材です。
背面の透明なパーツには、ポリカーボネートが使われています。
ケースの重さは45gです。
▲ TPU部分は中が空洞になっていて、落としたときの衝撃を軽減してくれそうです。
耐衝撃性を備えたケースは、米軍の物資調達規格「MIL-STD-810G」のテストをパスしていることを売りにしているものが多いです。
このジャンルの老舗であるOtterBoxは、自社独自の耐久試験「OtterBox Certified Drop+ Protection」を行っています。
紫外線や温度、化粧品などに含まれる化学物質との相性なども試験されており、MIL規格よりも厳しい基準のようです。
▲ iPhoneを押し込んで装着します。
柔軟性のある側面TPUが、iPhoneをしっかり包んで固定してくれます。
▲ iPhone XS Maxのシルバーモデルに装着したところ。
透明度の高いポリカーボネート素材で、iPhone XSのガラス製ボディが美しく見えます。
▲ 前面は広く開けられています。
画面を守れるように、フレーム部分がガラス面よりも出ています。
▲ 画面上部の「切り欠き」部分は、カメラやセンサーと干渉しないように、凹型に削られています。
▲ TPU部分の色が異なる、ナイトグロー（ブラック）、エレクトリックタイド（ブルー）、イブニングブラッシュ（ネイビー）、ショックベリー（レッド）の、4色のカラーバリエーションです。
TPU素材には、インクを散らしたような仕上げがされています。
▲ 左右の側面には、ギザギザの滑り止め加工が施されています。
これは非常に握りやすく、よくできています。
▲ 音量ボタンはTPU素材で覆われています。
柔らかく押しやすい作りです。
消音スイッチの穴は深いですが、広く開けられていて、親指の先でも切り替えられます。
▲ サイドボタンも同じ処理で、柔らかく快適に操作できます。
▲ 底部のスピーカー・マイク穴は、iPhone本体の穴に合わせて開けられており、左右非対称の形です。
▲ Apple純正のLightningアダプタなど13種が、接続できるかチェックしました。
幅広で短い「Lightning – 30ピンアダプタ」と「iPhone Lightning Dock」（写真左上のふたつ）が使えませんでした。
- EarPods with Lightning Connector：OK
- Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ：OK
- Lightning – 30ピンアダプタ：×
- Lightning – 30ピンアダプタ（0.2 m）：OK
- Lightning – Micro USBアダプタ：OK
- Lightning – Digital AVアダプタ：OK
- Lightning – VGAアダプタ：OK
- Lightning – USBカメラアダプタ：OK
- Lightning – USB 3カメラアダプタ：OK
- Lightning – SDカードカメラリーダー（旧・MD822ZM/A）：OK
- Lightning – SDカードカメラリーダー（新・MJYT2AM/A）：OK
- Lightning – USB-Cケーブル：OK
- iPhone Lightning Dock：×
▲ 装着したままワイヤレス充電も利用できます。
Apple限定販売のスタンド型充電器「Logicool Powered Wireless Charging Stand」は、縦向きに置いても充電されませでした。
（iPhone XS Maxでは、このような底部の覆われたケースだと、コイルと高さが合わなくなるため。横置きなら充電可能）
まとめ
高価なiPhone XS/XS Maxをしっかり守ってくれる、頼もしいケースです。
側面の滑り止め加工や、ボタン・スイッチの操作のしやすさなど、使い勝手も申し分ありません。
TPU素材にインクを散らしたようなデザイン処理も、野性味ありかっこいいです。
耐衝撃性を備えたケースとしては、丸みをおびた形状で手になじみやすく、iPhoneの背面を隠さないのも嬉しい点です。
耐衝撃ケースの老舗であるOtterBoxらしい、安心感の高い製品です。
iPhone XS用とXS Max用の「OtterBox Traction Seriesケース」は、Apple公式サイトで購入できます。
価格は税込各5,184円（税別4,800円）です。
