【レビュー】Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステムをレビューします。
Wi-Fiメッシュネットワークを構築できる、モジュール式システムです。
メーカー提供品を使用しています。

メッシュWi-Fiとは? 中継機との違いは?

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

メッシュWi-Fiは、広い家や店内をひとつのWi-Fiネットワークでカバーするためのシステムです。
複数のモジュールを配置して、網状にネットワークを張りめぐらせます。
必要に応じてモジュールを追加することで、Wi-Fiの届く範囲を拡張できます。

Wi-Fiの範囲を広げるには、「中継機」を使う方法もあります。
中継機を使った場合は、インターネットに接続した親機と、子機である中継機では、SSID(アクセスポイント名)が変わります。
電波の強い最適なアクセスポイントにつながるとは限らず、アクセスポイントを切り替える際に、ネットワーク接続も途切れてしまいます。

メッシュWi-Fiの場合はモジュールが複数でも、大きなひとつのネットワークとしてシームレスに動作します。
初期設定も、モジュールを増やすのも簡単にできます。
VELOPはデバイスが最適なモジュール、チャンネルに接続するように、自動で割りふる賢い機能を搭載しています。

VELOPの種類

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

VELOPには上位モデルの「トライバンド」(3帯域)と、エントリーモデルの「デュアルバンド」(2帯域)の2種類があります。
背の高い方がトライバンド版です。
それぞれ1個、2個パック、3個パックで販売されています。
VELOPのこれらのモジュールは「ノード」と呼ばれています。
種類の異なるノードを、ひとつのネットワークに混在させることもできます。
必要に応じて買い足して、ネットワークの範囲を広げられます。

外観

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

▲ ここからはトライバンド版を使って紹介します。
3個パックなら、電源アダプタも3個入りです。
ルーターと接続するためのイーサネットケーブルも、1本付属しています。

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

▲ 全体がホワイトの四角柱で、裏側がメッシュ状になっています。
緩やかな曲線を描いた、美しいフォルムです。

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

▲ 底部にイーサネット端子ふたつ、リセットボタン、電源コネクタ、電源スイッチがあります。
電源スイッチは、出荷時からオンになっています。
底部はケーブル接続のために、上げ底になっています。
オプションとして、日本未発売の壁面ホルダーがあり、この空間を利用してはめ込む仕掛けになっています。

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

▲ 底部の角が斜めにカットされていて、ケーブルの取り回しがしやすいように工夫されています。

セットアップ

Linksys

▲ iOS用の「Linksys」アプリを立ち上げて、画面の手順に従っていくだけで、簡単にセットアップができます。

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

▲ iOSデバイスかAndroidデバイスが無いと、セットアップができません。
はじめてWi-Fi化する場合にも、ほかのWi-Fiルーターからの乗り換えにも対応しています。
セットアップはかなり簡単なので、この記事で詳しく解説する必要性も感じません。

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

▲ 唯一つまずいたのが、プロバイダのユーザ名とパスワードを入力するところです。
書類はどこに行ったか探し、入力する情報はこれでいいのかと迷いましたが、もちろんこれはVELOPの問題ではありません。

メッシュを構成する2台目以降のVELOPは、1台目に続けてセットアップすることも、あとから追加することもできます。
これもガイドに従うだけで、迷わず簡単にできます。

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

▲ ノード同士が壁を隔てて離れすぎたりしていると、メッシュを構成できません。
遠すぎる場合にも、セットアップ時に警告してくれて、近づけるよう促されます。
ノード同士をイーサネットケーブルで有線接続する手もあります。

VELOPの機能・使用感

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

我が家の広さなら2台で十分なのですが、3台のVELOPを設定してみました。
ひとつのノードで、185㎡をカバーできます。
4LDKのマンションで2台、3階建ての住宅で3台が、必要なノードの目安のようです。

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

Wi-Fiネットワークを変えたので、デバイスのWi-Fi設定もしなおす必要があります。
使うデバイスから順次設定していけばいいので、それほど手間には感じませんでした。
平たい形状のTime Capsule(第2世代)からの乗り換えで、通信範囲も速度も改善されて、とても快適になりました。

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

Linksysアプリからネットワークに接続中のデバイスを確認できて、安心感があります。
たくさん登録されたデバイスの中から、帯域を優先して使えるデバイスを3つまで登録できます。
私はiMacと、Apple TV、Nintendo Switchを、優先デバイスに選びました。
アプリ内で表示されるデバイス名が分かりにくければ、名前やアイコンを変更できます。

子供のいる家庭のための、保護者向け機能も搭載されています。
子供のデバイスがネットワークに接続できる時間を決めたり、特定のサイトへのアクセスをブロックしたりできます。

まとめ

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム

さまざまな便利機能を備えた、賢いWi-Fiシステムです。
Wi-Fiメッシュシステムは他にもありますが、海外のサイト「PC World」の比較レビューでは、VELOPが最高評価を受けています。
AirMacシリーズを廃止したAppleが、代替品のようにVELOPを販売開始しており、Appleも認めた品質とも言えます。

メッシュの必要がない家の広さでも、扱いやすさと性能の高さから、1台だけでも導入するメリットがあります。
必要ならノードを買い足せばいいので、1台から気軽に導入できます。
専用アプリも良くできており、セットアップも、その後の管理・運用もしやすいです。
スタイリッシュなデザインも魅力です。
家庭内でもネットワークを利用する機器は増え続け、Wi-Fiの重要性は高まっています。
VELOPは滞りなくスムーズなWi-Fi環境を構築して、快適な生活をサポートしてくれる製品です。

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステムは、以下のオンラインショップで購入できます。

価格(メーカーの想定価格)

デュアルバンド

  • 1個パック:税込15,098円(税別13,980円)
  • 2個パック:税込24,818円(税別22,980円)
  • 3個パック:税込35,618円(税別32,980円)

トライバンド

  • 1個パック:税込22,658円(税別20,980円)
  • 2個パック:税込38,858円(税別35,980円)
  • 3個パック:税込57,758円(税別53,480円)

※ Appleではデュアルバンド版の2個パック・3個パックの取り扱いはありません。

Velopの多彩な便利機能に焦点をあてた、レビュー第2弾はこちら。

Linksys Velop

【レビュー】1台だけでも導入メリットあり。メッシュWi-FIシステム「Linksys Velop」の便利機能紹介

2019年2月9日

【レビュー】1台だけでも導入メリットあり。メッシュWi-FIシステム「Linksys Velop」の便利機能紹介

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