【レビュー】1台だけでも導入メリットあり。メッシュWi-FIシステム「Linksys Velop」の便利機能紹介

Linksys Velop

私がメッシュWi-Fiシステム「Linksys Velop」を利用開始してから、3ヶ月経過しました。
導入直後の前回のレビューでは、Velopの種類の解説や、セットアップ方法、最大の特徴であるメッシュWi-Fi機能を中心に紹介しました。

あわせて読みたい
【レビュー】Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステム Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステムをレビューします。 Wi-Fiメッシュネットワークを構築できる、モジュール式システムです。 メーカー提供品を使用しています。 メッ...

関連記事:【レビュー】Linksys Velop メッシュWi-Fiシステム

複数のモジュールを使って広い範囲をカバーするメッシュWi-Fiは、素晴らしく便利です。
しかし日本の住宅事情だと、1台でも十分という場合も多そうです。

Velopは1台だけでも、ふつうのWi-Fiルーターとして導入できます。
試しに1台使ってみて、メッシュによる範囲拡張が必要だと感じたら、あとからモジュールを買って追加することができます。
今回は、1台だけでも導入するメリットがある、Velopの多彩な便利機能を紹介します。

目次

セットアップが簡単

Linksys Velop

Wi-Fi環境の構築は難しいイメージがあります。
Velopは専用のiPhoneアプリがあり、手順にしたがって進めるだけで、簡単に設定ができるよう工夫されています。
以下で紹介する様々な機能の設定や、あとからモジュールを追加するのも、非常に簡単です。

ただしセットアップや設定、メンテナンスには、iOSかAndroidデバイスが必要です。
Macしか持っていないという場合は導入できません。

ネットワーク接続中のデバイスが見える

Linksys Velop

ネットワークに接続中のデバイスが、iPhoneアプリで確認できます。
ネットワークに接続したことのある、オフラインになっているデバイスも見られます。
このように可視化されるのは、わかりやすくて安心感があります。

デバイスの名前がわかりにくければ、わかりやすい表示名に変更したり、アイコンを変えたりできます。
身に覚えのないデバイスが勝手に接続していないかも、一目瞭然です。

帯域を優先利用できるデバイスを決められる

Linksys Velop

たくさんのデバイスが一度に回線を利用すると、お父さんの大事な仕事に支障をきたすこともあるでしょう。
Velopでは、帯域を優先的に利用できるデバイスを、3台まで設定できます。
残りのデバイスが、あまった帯域を分け合います。
私は映画鑑賞用のApple TVや、オンラインプレイで遅延は避けたいNintendo Switchを登録しています。

子供の利用を制限する、保護者向け機能

Linksys Velop

「保護者による制限」機能を搭載し、子供の使っているデバイスのネットワーク接続を、柔軟に制御できます。
手動による遮断や、曜日や時刻による制限も可能です。
特定のウェブサイトへのアクセスを禁止することもできます。

ただしyoutube.comへの接続をブロックしても、YouTubeアプリは使えるなど、確認は必要です。
iOSのペアレンタルコントロール機能や、YouTubeの保護者向け制限機能などを併用するといいでしょう。
このほかに、年齢別に有害サイトなどを簡単にブロックできる、定額制サービス「Linksys Shield」も用意されています。
「Linksys Shield」はトライバンド版のみで利用できるサービスです。

来客にネットワークを提供する「ゲストアクセス」

お客さんがきたときに、自分のネットワークを保護しながらインターネット接続を提供できる、ゲストアクセス機能があります。
ゲスト用のネットワーク名とパスワードを設定して、来客にシェアできます。

ゲストが接続しているデバイスは、アプリからも見えません。
来客が帰ったら、アプリからゲストネットワークをオフにするだけで遮断でき、運用も簡単です。

意識せずに使える、デュアルバンドとトライバンド

Linksys Velop

Velopには、エントリーモデルのデュアルバンド(2帯域)モデルと、上位モデルのトライバンド(3帯域)モデルがあります。
デバイスから見ると、2.4GHz帯と5GHz帯は別れておらず、ひとつのネットワークとしてシームレスに使えます。
接続したデバイスに合わせて、Velopが最適な帯域に割り振ってくれるようです。

2種類の異なるモデルを、ひとつのネットワークに混在させることもできます。
まずは安価なデュアルバンド版を使ってみて、気に入ったらトライバンド版を追加することも可能です。

まとめ

以上です。
スタイリッシュなデザインや、安定性、速度、自動でアップデート・修復されるメンテナンス性など、メリットはまだまだあります。
店舗など巨大なスペースをカバーできる性能を備えながらも、家庭向けの機能も提供されており、1台だけ導入するのにも適しています。
生産終了になったAirMacシリーズの代わりのようにApple Storeで販売されていて、iPhoneやMacとの相性もいい、賢く便利な製品です。

Linksys VELOP メッシュWi-Fiシステムは、以下のオンラインショップで購入できます。
Appleでは1台10,980円(税別)〜で販売中です。

価格(メーカーの想定価格)

デュアルバンド

  • 1個パック:税込15,098円(税別13,980円)
  • 2個パック:税込24,818円(税別22,980円)
  • 3個パック:税込35,618円(税別32,980円)

トライバンド

  • 1個パック:税込22,658円(税別20,980円)
  • 2個パック:税込38,858円(税別35,980円)
  • 3個パック:税込57,758円(税別53,480円)

※ Appleではデュアルバンド版の2個パック・3個パックの取り扱いはありません。

目次