【レビュー】Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger」をレビューします。
iPhoneに直接接続できるLightningケーブルを内蔵した、モバイルバッテリーです。
再充電用の端子にもLightningが採用されています。
iPhoneの画面でバッテリー残量を確認できます。
Apple限定販売です。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ 電池残量をiPhoneの画面に表示できるモバイルバッテリーは、これまではApple純正の「Smart Battery Case」しかありませんでした。
サードパーティー製では、この「Anker PowerCore+ 10000 Pro」が世界初で、現状では世界唯一の製品です。
Lightning端子内蔵でiPhoneに直接接続できるほか、再充電用の端子もLightningになっている点も、Smart Battery Caseと同じです。
「Anker PowerCore+ 10000 Pro」はSmart Battery Caseと違い、機種を問わずに使えるメリットがあります。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ iPhoneと同等サイズです。
右に並べているのはiPhone 11 Pro(5.8インチ)です。
重さは262gで、iPhone 11 Pro Max(226g)よりも少し重たいくらいです。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ 表面はアルミ仕上げです。
スペースグレイとシルバーの、2色のカラーバリエーションがあります。
このページではスペースグレイを使用しています。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ 裏側はマットな質感で、おそらくポリカーボネート素材と思われます。
バッテリーの性能・仕様も記載されています。
入力・出力とも5V=3Aです。
バッテリー容量は10000mAh/37Whで、出力容量は5600mAhとなっています。
ちゃんとPSEマークも付いています。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ 側面に短いLightningケーブルが内蔵されています。
iPhoneに直接接続して給電できます。
ケーブルを持ち歩いたり、接続する手間が省けるので便利です。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ 「PowerCore+ 10000 Pro」の再充電用の端子も、Lightningになっています。
iPhone用の電源アダプタ・充電ケーブルを使って、再充電ができます。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ 製品の出荷時は「PowerCore+ 10000 Pro」のバッテリー残量はゼロになっています。
iPhone 11 Proに付属の18W電源アダプタで充電したみたところ、90%充電されるまで約3時間、100%まではさらに約1時間20分かかりました。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ iPhoneを接続して充電しながら、「PowerCore+ 10000 Pro」を充電することもできます。
1台の電源アダプタで、iPhoneとモバイルバッテリーの両方を同時に充電できます。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ 側面には円形のバッテリー残量ゲージがあります。
「PowerCore+ 10000 Pro」の充電中に点灯して、充電状況を表します。
また側面のボタンを押した時にも点灯して、残量を確認できます。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ iPhone 11 Proを充電してみます。
iPhoneの画面ロック中に接続すると、「PowerCore+ 10000 Pro」とiPhoneのバッテリー残量が、画面に並んで表示されます。
Apple純正のSmart Battery Caseと同じ仕掛けです。
これは一瞬しか見られません。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ 充電中のバッテリー残量は、iPhoneの「バッテリー」ウィジェットに表示されます。
「PowerCore+ 10000 Pro」はLightning端子のアイコンで表現されています。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ iPhone 11 Proをバッテリー残量ゼロから充電してみました。
開始から30分で42%、1時間で69%充電されました。
80%充電されるまでは、開始から1時間15分かかりました。
満充電に近づくと充電速度が落ちるのは、iPhoneの仕様です。
100%表示になったのは、充電開始から2時間30分後でした。

その時点で「PowerCore+ 10000 Pro」のバッテリーは57%残っていました。
バッテリー容量の大きいiPhone 11 Proでも、2回以上充電できることになります。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ iPhoneと「重ね持ち」ができて便利ですが、ケーブルのテンションがかかり、どうしても中心がずれます。
iPhone用に設計されたはずなのに、これは残念な点です。
またアルミ素材の「PowerCore+ 10000 Pro」と、iPhoneの背面や突き出たカメラレンズがぶつかるのも気になります。
iPhoneにケースを着けているなら問題ありません。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ 「PowerCore+ 10000 Pro」のLightningメス端子を使って、iPhoneを充電しながらヘッドホン・イヤホンを有線接続して音楽を聴けます。
パソコンとのデータ同期にも利用できます。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ BelkinのLightning分岐アダプタ「Lightning Audio + Charge Rockstar」を「PowerCore+ 10000 Pro」に接続して、充電しながら音楽を聴けるか試してみました。
一瞬だけ使えるものの、すぐにiPhoneの画面に「このアクセサリは対応していません」と表示され、音声出力の方が弾かれます。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ 繋ぎ方をこのように変えると、iPhoneと「PowerCore+ 10000 Pro」を充電しながら、音楽を聴けました。
ただしアダプタを噛ませたためか、iPhoneの画面に「PowerCore+ 10000 Pro」の残量を表示する機能は、働きません。

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専用アプリでファームウェアをアップデートする

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ 「PowerCore+ 10000 Pro」のファームウェアをアップデートするために、専用のiOSアプリケーション「PowerCore+」が公開されています。
iPhoneに「PowerCore+ 10000 Pro」を繋いでアプリを立ち上げると、アップデータがある場合は更新するように促されます。
購入時のファームウェアはバージョン1.0.0.14だったのが、1.0.0.15へのアップデータが配信されていました。
LED残量ゲージの表示が改善されます。
更新には2〜3分かかりました。

iPhone以外を充電する

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ 出力はLightning端子のみで、汎用のUSB端子は搭載していません。
Lightningで充電するデバイスなら、iPhone以外にも利用できます。
まずiPod touch。
iPhoeと同様に、画面にバッテリー残量を表示してくれます。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ 続いてiPad。
iOS 11のiPadでも、iPhoneと同様に、画面に電池残量が表示されたので驚きました。
iPhoneのSmart Battery Case専用の機能と思われていたものが、iOSに標準で組み込まれていたようです。
USB-CのiPad Proには接続できません。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ AirPodsやBeats製品のような、Lightning充電のイヤホン・ヘッドホンにも利用できます。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ Apple純正の磁気充電ドックを噛ませれば、Apple Watchの充電もできます。

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

▲ Lightningメス端子を使って、Apple Pencil(第1世代)を充電できるか試しました。
写真のようにiPhoneを充電しているときだけ、メス端子から給電されて、Apple Pencilが充電されました。
これもSmart Battery Caseと同じ動作です。

まとめ

Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger

モバイルバッテリーで定評のあるAnkerの製品で、Appleが販売していることもあり、安心感があります。
iPhoneと接続できるケーブル内蔵で、再充電用の端子もiPhoneと同じLightningなので、使い勝手がいいです。
電池残量をiPhoneの画面で確認できるのは、わかりやすく便利です。
安価ではありませんが、唯一無二の機能を考えると、価格相応の価値があります。
賢い機能を備えた、iPhone用としては最高峰のモバイルバッテリーです。

「Anker PowerCore+ 10000 Pro Portable Charger」はApple Store/Apple公式での限定販売です。
価格は税込11,880円(税別10,800円)です。

販売ページ:Apple公式サイト

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