これまではApple Watchを使うには、iPhoneを使ってることが前提でした。
Apple Watchの発売から5年が経過し、そろそろ変わりそうな気がしています。
Appleは今週、「iPhone + Apple Watch」という新しいコンテンツを、公式サイトで公開しました。
iPhoneとApple Watchの連携機能を紹介するページです。
関連記事:【ニュース】iPhone + Apple Watchの連携機能を紹介する新しいページを、米国Apple公式サイトで公開
そもそもiPhoneとApple Watchは、一緒に使うもののはずです。
ふたつのデバイスが連携したり、Apple WatchがiPhoneのサテライト的に機能するのは、至極当然のことでした。
なぜいまさら、こんなコンテンツを改めて公開したのでしょうか?
もしかして近い将来、iPhoneを持っていなくても、Apple Watchを使えるようになるのかもしれません。
Apple Watchはアップデートを重ねるごとに、iPhoneからの「独立性」を高めてきました。
2017年のApple Watch Series 3ではCellularモデルが登場し、単体でもモバイル通信が可能になりました。
2019年にリリースされた現行のwatchOS 6では、Apple Watch上のApp Storeからアプリを入れたり、単体でソフトウェア・アップデートができるようになっています。
Apple Watchがいずれは、本当の意味で「単体で使える」ようになるのは必然といえます。
まもなく開催されるWWDC 2020で発表されるであろう次期OS「watchOS 7」で、その機能が明かされる可能性があります。
関連記事:【ニュース】WWDC 2020のラインアップを発表。基調講演は日本時間6月23日(火)午前2時から配信
単体で動作するとしても、なにかあったときにリカバリーができるか不安ではあります。
でもそれは、iPadやiPod touch、Macがあれば大丈夫でしょう。
それどころか、Androidとも連携できるようになるかもしれません。
かつてMac専用だったiPodが、Windowsに対応したのと同じように、Apple WatchがAndroidに対応しても不思議ではありません。
Appleはすでに、Apple MusicやBeatsのアプリを、Android向けにリリースしています。
スマートウォッチ市場をリードしているApple Watchが、iPhoneユーザー以外も使えたり、Androidにも対応すれば、より多くのひとの健康を見守ってくれるようになるでしょう。