LiDARスキャナを搭載したiPhoneとiPad Proは、近くにいる人との距離を測ることができます。
距離を確認して、フィジカルディスタンス(ソーシャルディスタンス)を保つのに利用できます。
▲ 対応しているのは、以下のiPhone/iPad Proです。
背面カメラ部分に「LiDARスキャナ」を搭載したモデルです。
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro MaX
- 11インチiPad Pro(第2世代)
- 12.9インチiPad Pro(第4世代)
iOS/iPadOS 14.2にアップデートされている必要があります。
▲ 人との距離を測るのに使うのは「拡大鏡」アプリです。
「計測」アプリではありません。
設定 > アクセシビリティ で「拡大鏡」をオンにすると、ホーム画面にアプリが追加されます。
ホーム画面のアイコンからではなく、コントロールセンターから起動することもできます。
設定 > コントロールセンター
で「拡大鏡」を追加してください。
▲ 「拡大鏡」アプリの様々な機能の中で、人との距離を測るのに使うのは、ふたりの人がならんだボタンです。
▲ ボタンをタップすると、画面が一瞬ぼやけて「人の検出をオンにする」と表示されます。
このあと距離を測れるようになります。
▲ 人物が検出されると、点線が伸びて距離が表示されます。
測れる距離は0.5m以上で、0.5m刻みです。
縦画面でも、横画面でも使用できます。
▲ 複数の人がいる場合でも、距離が表示されるのは一人だけです。
iPhoneなら10m以上離れても測れます。
▲ 人がみつからない場合は、「誰も検出されませんでした」と表示されます。
▲ LiDARスキャナは、奥行き・距離を認識するものです。
座っている人や寝ている人、彫像なども、人として認識されます。
▲ 人との距離の計測機能は、設定でオフになっている場合は表示されません。
「拡大鏡」アプリ内の歯車アイコンをタップして、「副コントロール」に「人の検出」が含まれているか確認してください。
▲ 同じ画面(コントロールをカスタマイズ)の下にある「人の検出」をタップすると、単位などを設定できます。
音程距離やフィードバックは、視覚障害者のためのアクセシビリティ機能です。