Appleが環境保護への取り組みとして、温室効果ガス削減を目的とした「Restore Fund(再生基金)」を発表しています。
プレスリリース:Appleとパートナー各社、初の試みとして “Restore Fund” をスタート – Apple
環境保護団体コンサベーション・インターナショナルと、投資銀行ゴールドマン・サックスとの共同プロジェクトです。
森林の再生により、大気中の二酸化炭素を削減します。
大気中から少なくとも年間100万トンの二酸化炭素(乗用車20万台分の燃料に相当)を削減することを目指しています。
金銭的なリターンを生みだす財政モデルを示すことで、環境保護への投資を推進させます。
Appleが目指す2030年までのカーボンニュートラル実現は、75%は直接的な二酸化炭素排出量の削減で、残りの25%は、この基金を通じて大気中から二酸化炭素を削減するとのこと。
本日からアースデイ当日の4月22日まで、ユーザーがApple Payで買い物するたびに、環境保護団体コンサベーション・インターナショナルに寄付が行われるとも発表されています。
またApple公式サイト(英語版)の、Environment(環境)ページが2021年版に更新されています。
資源やエネルギーなど、環境への取り組みに付いて情報公開しているコンテンツです。
2021 Progress Report(進捗報告書)のPDFも公開されています。
日本語版ページはまだ更新されていません。
ニュース解説
公式サイトの「環境」ページは、毎年この時期に、4月22日のアースデイに向けて更新されるのが恒例になっています。
昨年2020年は、コロナ禍でのリモートワークのためか、4月には更新されませんでした。
Apple Watchアクティビティの「アースデイ チャレンジ」も行われず、そのかわり6月に「環境の日チャレンジ」が初めて開催されました。
昨年「環境」ページが更新されたのは、2030年までのカーボンニュートラル実現計画が発表された7月のことでした。
関連記事:Appleが2030年までのカーボンニュートラル実現計画を発表
今回のEnvironment(環境)ページでは、緑のペンでマーキングしたようなグラフィックデザインが採用されています。
国際女性デーの企画では、黄色の蛍光ペンで描いたようなデザインが採用されていました。