Appleが米国で「Self Service Repair(セルフサービス修理)」の提供を開始しています。
Appleが販売する純正部品を使って、iPhoneを自分で修理できます。
現在は米国限定のサービスで、以下のiPhoneのみが対象です。
- iPhone 12/12 Proシリーズ
- iPhone 13/13 Proシリーズ
- iPhone SE(第3世代)
今年後半にはAppleシリコン搭載Macも対象になり、提供国も欧州などに拡大される予定です。
利用するにはまず修理マニュアルを読んで、修理手順と必要な工具、部品を確認します。
提携会社が運営するオンラインストアSelf Service Repair Storeで、部品と工具を注文します。
部品の購入には端末のシリアル番号かIMEIが必要です。
修理が終わったら、交換した部品をリサイクルのためにAppleに返却します。
返却するとクレジットを受け取れる場合があります。
電子部品の修理の知識と経験がある技術者が対象とされています。
- プレスリリース:Apple’s Self Service Repair now available – Apple
- オンラインストア:Self Service Repair Store
- 修理マニュアル:Apple – Support – Manuals
- 公式サポート情報:Self Service Repair – Apple support
目次
ニュース解説
「2022年初頭に米国で開始」として、昨年11月に発表されていたサービスです。
オンラインストアは米国限定で利用できます。
日本からは買い物できません。
専用部品と工具のほかに、SIMトレー(7.20ドル)とSIM取り出しピン(4ドル)のようなものまで販売されています。
日本でもこのサービスが提供されるかは不明です。
iPhoneやMacは、「電波法の適用を受ける無線設備」です。
日本ではメーカーや「登録修理業者」以外が修理・改造をすると、電波法違反になる可能性があります。
サービス開始には、法的な問題をクリアする必要があるかもしれません。
またこのサービスは「慣れているひと」が対象です。
作業に不安のある方は、いままでどおりサポートや修理業者を頼るのがいいでしょう。