【豆知識】AirPods Pro(第2世代)には、第1世代用の保護ケースを使える? 装着はできるが、スピーカーとストラップ穴が塞がるなどの注意点も

第1世代と第2世代のAirPods Proと、保護ケース

AirPods Pro(第2世代)とAirPods Pro(第1世代)は、充電ケースの大きさがほぼ同じです。
AirPods Pro(第1世代)用に発売された多くの保護ケースを、第2世代にも装着できます。
ただし一部の機能が制限されるなど、注意点があります。
以下に紹介します。

目次

形は「完全に一致」ではない

第1世代と第2世代のAirPods Pro

Appleが公開している技術仕様によると、AirPods Pro(第1世代)の「ワイヤレス充電ケース」と、AirPods Pro(第2世代)の「スピーカーを搭載したストラップループ付きMagSafe充電ケース」は、まったく同じサイズです。

  • 高さ:45.2 mm
  • 幅:60.6 mm
  • 厚さ:21.7 mm

しかしAppleがアクセサリ開発用に公開しているドキュメント「Appleデバイス用アクセサリのデザインガイドライン」によると、正確には若干の違いがあります。
このドキュメントでは、寸法が100分の1ミリ単位で掲載されています。

図面によると2モデルの充電ケースは、幅は60.62mm、高さは45.21mmで同じです。
しかし厚みは、第2世代の方が0.05mmだけ大きくなっています。
これは0.1ミリ未満の違いでしかなく、誤差として無視してもいいでしょう。

第1世代と第2世代のAirPods Proの背面

注意点としては、充電ケースの裏面にある「設定ボタン」の位置がすこしだけ違います。
第2世代は第1世代と比較して、ボタンが0.87ミリ下に移動しています。
保護ケースによっては、被せた状態では設定ボタンが押せなくなる可能性があります。
設定ボタンは頻繁に押すものではないので、そもそも被せた状態では操作できない保護ケースも存在します。

スピーカーとストラップホールが塞がる

第1世代と第2世代のAirPods Proの、穴の違い

AirPods Pro(第2世代)の充電ケースは底の部分に、音を鳴らして「探す」ためのスピーカーを搭載しています。
また側面にはストラップホールが開けられています。
第1世代向けに開発されたケースを、第2世代に装着した場合は、これらの穴が塞がれてしまうことになります。

AirPods用保護ケースの多くは、ストラップやカラビナを取り付けられるようになっています。
ストラップホールが埋まったり、探す際の音量が小さくなるのを気にしなければ、問題はありません。

MagSafe充電器やApple Watch用充電器との互換性

保護ケースを被せたAirPods Pro充電ケースと、Apple Watch用磁気充電ケーブル

AirPods(第2世代)の充電ケースは、Apple Watch用の磁気充電ケーブルでも充電ができます。
MagSafe充電器も使えます。
充電ケースに保護ケースを被せると、これらのワイヤレス充電器で充電はできたとしても、マグネットの磁力が弱まり、しっかり固定されない場合があります。

※ 第1世代のAirPods Proも、後期のモデル(型番 MLWK3J/A)はMagSafe充電に対応しています。

公式サポート情報

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