【レビュー】Apple Watch用 NikeスポーツバンドとNikeスポーツループ(リサイクル素材を使用しリニューアルした2023年モデル)

Apple Watch用NikeスポーツバンドとNikeスポーツループ(2023)

Apple Watch用バンド「Nikeスポーツバンド」と「Nikeスポーツループ」の、2023年モデルをレビューします。
両モデルとも従来のデザインを継承しつつも、リサイクル素材を多く使って、より環境に配慮したものにリニューアルされています。
素材、製造時の電力、輸送を通じて、炭素排出量が実質ゼロの「カーボンニュートラル製品」ではありません。
それぞれ38/40/41mmケース用と、42/44/45/49mmケース用の2サイズがあります。

Nikeスポーツバンド

Nikeスポーツバンド

▲ 「Nikeスポーツバンド」はAppleブランドの通常版「スポーツバンド」と違い、バイカラーの穴あきデザインが特徴のシリーズです。
2016年のApple Watch Series 2のときに、初のNikeコラボモデル「Apple Watch Nike+」と登場しました。
これまでに多数のカラーバリエーションや「プライドエディション」が発売されています。
2023年モデル(写真右端)は、より環境に配慮した素材を使用したものにリニューアルしました。

Nikeスポーツバンド

▲ スポーツバンドは従来は、1パッケージでさまざまな手首の太さに対応できるように、片方のパーツが「S/M」「M/L」の2サイズ付属していました。
米国では2022年9月から、2サイズの同梱をやめて、自分の手首に合う方を選んで買うシステムになっていました。
日本でも2023年5月のプライドエディションスポーツバンドから、この方式が採用されました。
2023年9月からは、Nikeモデルを含むスポーツバンド全種類で、このシステムに変更されています。

Nikeスポーツバンド

▲ パッケージには、ミニアプリを呼びだせる「App Clip」機能のコードが用意されています。
QRコードと同じようにiPhoneのカメラで読み取ることで、バンドに似合うデザインの文字盤を簡単に設定できます。
このApp Clipでは、watchOS 10で追加された新しい「Nikeグローブ」文字盤が呼び出されます。
購入したバンドとお揃いの色が自動で設定されます。

バンドには以下の6色のカラーバリエーションがあります。

  • マジックエンバー
  • ミッドナイトスカイ
  • ピュアプラチナム
  • デザートストーン
  • カーゴカーキ
  • ブルーフレーム

ここではブルーフレーム(Blue Flame・青い炎)を使用しています。

Nikeスポーツバンド

▲ 新しいNikeスポーツバンドは
「32パーセント以上再生フルオロエラストマーを使用」
「余剰バンドから作られるカラフルなフレーク状の素材がランダムな模様を作り出す」
と説明されています。

Nikeスポーツバンド

▲ 「フルオロエラストマー」は、スポーツバンドに使われている素材です。
売れ残りや廃棄されたバンドを砕いたり、余った素材を混ぜて製造されているようです。

Nikeスポーツバンド

▲ 内側は従来のNikeスポーツバンドと同じく、穴の中に見える色が大きく配されています。

Nikeスポーツバンド

▲ Apple Watchのスターライトアルミニウムケースに取り付けてみます。
紺色とオレンジのコントラストが目を引きます。
散りばめられた細かいフレークにより、独特のテクスチャも生まれています。

Nikeスポーツバンド

▲ 先述のApp Clipにより、お揃いの色のNikeグローブ文字盤を設定できます。
Nikeグローブ文字盤は、地球を囲むメッシュ状のパターンが秒針になっています。

Nikeスポーツバンド

▲ オレンジの配色により、Apple Watch Ultraにも似合います。

Nikeスポーツバンド

▲ 実際に身につけてみます。
強烈な印象のカラーリングだと思っていたけれど、見慣れてくるとカッコよくて気に入りました。

Nikeスポーツバンド

▲ リサイクル素材を混ぜたことで、従来のスポーツバンドとは、肌触りが変わったように感じます。
微妙な凹凸があるのか、ざらざら・サラサラしていて気持ちいいです。

Nikeスポーツループ

Nikeスポーツループ

▲ Apple Watchバンドの「スポーツループ」「Nikeスポーツループ」は、2017年のApple Watch Series 3で初登場しました。
Nikeモデルは当初は単品販売されず、Apple Watch本体との同時購入でしか手に入りませんでした。
Nike版はAppleブランドの通常版と違い、夜間に車のライトを反射しやすい繊維が織り込まれています。
これまでに多くのカラーバリエーションや、プライドエディションが発売されました。
2021年のSeries 7以降は、「Nike」ロゴや「Just Do It」のフレーズが大きく描かれたデザインが採用されています。
2023年モデル(写真右端)は、より環境に配慮した素材を使用したものにリニューアルしました。

Nikeスポーツループ

▲ パッケージには、ミニアプリを呼びだせる「App Clip」機能のコードが用意されています。
QRコードと同じようにiPhoneのカメラで読み取ることで、バンドに似合うデザインの文字盤を簡単に設定できます。
このApp Clipでは、watchOS 10で追加された新しい「Nikeグローブ」文字盤が呼び出されます。
購入したバンドとお揃いの色が自動で設定されています。

Nikeスポーツループ

▲ 今回のNikeモデルは、形状も通常版「スポーツループ」と変わりました。
端の部分に、新たにロゴマーク入りのプルタブが付けられています。

以下の5色のカラーバリエーションです。

  • スターライト/ピンク
  • ブライトグリーン/ブルー
  • ブラック/ブルー
  • セコイア/オレンジ
  • ゲームロイヤル/オレンジ

ここではゲームロイヤル/オレンジ(Game Royal/Orange)を使用しています。

Nikeスポーツループ

▲ このプルタブは、Apple Watch Ultra向けバンドのトレイルループ(写真奥)にも似ています。
Apple Vision Proのヘッドバンドにも、同じようなリボンが採用されています。

ARで表示したApple Vision Proと、従来のApple製品を並べた写真

【編集後記】Apple Vision Proのデザインの元ネタを探してみた

2023年6月11日

関連記事:Apple Vision Proのデザインの元ネタを探してみた

Nikeスポーツループ

▲ 新しいNikeスポーツバンドは
「少なくとも68%の余剰糸を使用することで、3トン以上の糸を節約」
と説明されています。
これまでのスポーツループ用に生産された、余った繊維を再利用したと思われます。

Nikeスポーツループ

▲ バンドのステッチ部分も、波型にした新しいデザインが採用されています。

Nikeスポーツループ

▲ こちらは内側です。
面ファスナー(ベルクロ)を囲うようなステッチがユニークです。

Nikeスポーツループ

▲ Apple Watchのスターライトアルミニウムケースに取り付けてみます。
濃いめのブルーを基調としていて、Apple Watchのどのカラーにも似合いそうです。
公式サイトのApple Watch Studioで、バンドとケースの組み合わせをシミュレートできます。

Nikeスポーツループ

▲ 新しくなったNikeスポーツループにも、今までどおり横糸に反射繊維が織り込まれています。

Nikeスポーツループ

▲ 「ゲームロイヤル/オレンジ」も、ワンポイントとしてオンレンジ色が配されているので、Apple Watch Ultraにもマッチします。

Nikeスポーツループ

▲ 実際に身につけてみます。
いままでのスポーツループと、肌触りの違いは感じませんでした。
スポーツループは通気性がよく、汚れたら洗濯もできて、まさにスポーツに最適なバンドです。

Nikeスポーツループ

▲ 従来のスポーツバンドは、端の部分はプラスチック製のバーでした。
新しいNikeモデルは、布製のプルタブになり、端まで柔らかいです。
バンドを外すときに、自然にプルタブを引っ張れる構造になっています。

まとめ

NikeスポーツバンドとNikeスポーツループ

リサイクル素材を使用し、デザインも生まれ変わったNikeバンドです。
Nikeスポーツバンドはカラフルなフレーク入りで、従来よりも深みが増しています。
Nikeスポーツループは、ロゴ入りのプルタブにより、Appleブランドのスポーツループと差別化されました。
使い勝手はそのままに、より環境にやさしくなり、デザインも進化したシリーズです。

新しいNikeスポーツバンドとNikeスポーツループは、Apple公式サイトで販売中です。
価格は税込各6,800円です。

LINEMO