6月28日(金)に日本でも発売されたApple Vision Proを購入しました。
それから昨日6月29日(土)には、このサイトを公開してから22周年になりました。
意外に早かったApple Vision Proの日本発売
Apple Vision Proは昨年6月のWWDC 2023で、「One more thing」として発表されました。
2024年初旬に米国で発売され、その他の国では2024年後半から発売とアナウンスされていました。
実際の発売スケジュールは、以下のようになりました。
- 2月2日:米国
- 6月28日:日本、中国本土、香港、シンガポール
- 7月12日:オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、英国
「後半」とは言えないほど世界展開が早かったし、米国の次がアジアというのも意外でした。
つい先日まで英語にしか対応していなかったのに。
たとえばHomePodの日本での発売は、米国から1年半遅れでした。
日本のApple表参道など、アジアでのApple Vision Pro発売日の様子を伝えるレポートが、公式サイトで公開されています。
Apple Vision Pro、日本、中国本土、香港、シンガポールで販売開始 – Apple
Apple Vision Proはどう?
まだ一部の機能しか試せていませんが、2つのディスプレイを通して見る世界は、かなり解像度が高く、違和感がありません。
目や頭、首といった、体への負担があるために、長時間使うのは難しいです。
Apple TVアプリで視聴できる「Apple Immersive Video(没入型ビデオ)」というのがあるのですが、どれもクオリティが高く、もっと観たくなります。
たとえばCGで描かれたリアルな恐竜というのは、もはや珍しいものではありませんが、ここでは原寸大の恐竜が、自分のすぐ目の前でいきいきと動く様子が見られます。
高所恐怖症の方には要注意のコンテンツが多いです。
関連記事:Apple Vision Pro用の新フォーマットApple Immersive Video(没入型ビデオ)に対応した映像作品4作を発表
思っていた機能と違うという場合もありますが、Appleもブラッシュアップすべき部分は把握しているようです。
私が「こうだったらいいのに」と思うものは、ほとんどvisionOS 2でのアップデート内容に含まれています。
秋のアップデートでより便利になるのが楽しみです。
visionOS 2、Apple Vision Proに新しい空間コンピューティング体験を提供 – Apple
サイト公開22周年
話は変わりますが、2002年6月29日に「ありがとうiPod」としてこのサイトをスタートしてから、22年が経過しました。
私がApple製品を使い始めたころは、製品はMacしかなく、社名もApple Computer, Inc.でした。
そんな「パソコンメーカー」のAppleがリリースした音楽プレーヤーに惚れこんだのが、このサイトをはじめたきっかけでした。
この22年間でAppleは、iPhone、iPad、Apple Watchと革新的な製品をリリースしてきて、ついにはApple Vision Proという、SFのような世界を見せてくれるところまで到達しました。
iPhoneのAR機能(2017年)やLiDARスキャナ搭載(2020年)など、Appleが着々とノウハウを蓄積してきたものが、実を結んだように見えます。
それは機能だけじゃなく、素材や外観にも表れています。
関連記事:Apple Vision Proのデザインの元ネタを探してみた
Apple Vision Proやこれから登場するApple Intelligenceの先に、どんな未来が待ち受けているか楽しみです。