Insta360から発売されている「強化版 超長い自撮り棒」をレビューします。
最大約3mもの長さになる、軽量・伸縮式の自撮り棒です。
Insta360の360度カメラやアクションカメラ向けのアクセサリですが、ホルダーを組み合わせればiPhoneでの撮影にも使えます。
レビューにはメーカー提供の評価用サンプルを使用しています。
超長い自撮り棒には、旧モデル(DINEESS/A)もあります。
ここで使っているのは、2021年に「強化版」として発売された後継モデル(DINEESS/B)です。
従来品は短く畳んだときの長さは50cmでした。
強化版は36cmになり、よりコンパクトで持ち運びやすくなっています。
だいたいB4用紙の長辺ぐらいの長さです。
重さは365gで、iPhone 15 Proが2台分ぐらいです。
超長い自撮り棒の製品仕様
▲ 製品出荷時には、三脚ネジにカメラを無理にねじ込まないよう注意するステッカーが貼られています。
これは綺麗に剥がせます。
▲ また電線に触れないようにと、落雷に注意するステッカーも貼ってあります。
3メートルもの長さがある製品ならではです。
こちらも綺麗に剥がせますが、使うときには注意を怠らないようにしましょう。
▲ グリップ部分にはウレタンゴムが巻かれていて、握りやすいです。
グリップのInsta360の文字の反対側には、カメラ用品ブランドSIRUIのロゴも書かれたダブルネームになっています。
▲ カメラを取り付けるネジは、ゴム製のキャップ付きです。
▲ グリップ部には、三脚を取り付けるネジ穴があります。
▲ 別売りのアウトドア三脚などを取り付けられます。
自撮り棒の連結は、しないほうがいいでしょう。
▲ 先端からグリップ分まで、10本の円筒を「たけのこ」のように重ねた、釣竿のような構造です。
薄くても軽く頑丈な炭素繊維が、ぜいたくに使われています。
スペック上は全長は3mですが、±10cmの誤差があるとされています。
私のものは291cmでした。
▲ 頑丈な炭素繊維が使われていますが、連結部分で曲がるのでしょう、最大まで伸ばすと「しなり」が発生します。
長く伸ばすほど曲がりやすくなります。
取り付けるカメラやデバイスの重量の影響も受けます。
耐荷重は300gです。
参考にInsta360 X4は203g、iPhone 15 Pro Maxは221g、iPad mini(第6世代)Cellularモデルが297gです。
Insta360 X4で使う
▲ Insta360の360度カメラXシリーズの名物機能である「見えない自撮り棒」の流れをくむ製品です。
Xシリーズで使うのがベストマッチです。
ここではX4で使ってみます。
関連記事:【レビュー】8K 360度カメラ Insta360 X4 / エントリーモデルX3との比較も
▲ 軽いので、めいっぱい伸ばしても思った以上に使いやすいです。
ドローンで撮ったような高さから、360度写真やビデオを撮影できます。
▲ これはアウトドア三脚を組み合わせて自立させています。
手に持たず地面に立てても、かなりの高さが得られます。
アンバランスなので、広げた三脚の上にバッグなどの重しを置くのをおすすめします。
▲ 肩に乗せれば重さを感じにくく、長時間使っても苦になりません。
公園の中を歩きながら動画を撮ってみました。
X4の「見えない自撮り棒」機能により、ドローンで追尾したような映像が撮れます。
木の枝に引っかかるほど長いです。
電線のある場所では、注意したほうがいいでしょう。
▲ 高いところだけじゃなく、花壇など立ち入ることのできない場所まで、伸ばして撮影できます。
Insta360 X4は本体だけでも10m防水に対応しています。
自撮り棒を海や川に突っ込んで、陸にいながら水中の撮影もできそうです。
iPhoneで使う
▲ 他社製のホルダーを併用して、iPhoneでの撮影にも使ってみました。
しっかり固定できるホルダーを使い、万が一のためにiPhoneには耐衝撃ケースを装着するのをおすすめします。
▲ Apple Watchを使えば、自撮り棒の先に取り付けたiPhoneを、プレビューを見ながら遠隔で撮影操作できます。
▲ ビデオ撮影しながら自撮り棒を持ち上げれば、ドローンが飛び立つような映像になります。
まとめ
視界が縦方向に広がる、超長い自撮り棒です。
アクションカメラやiPhoneで撮影できる世界が、立体的に大きく広がります。
ドローンの飛ばせない場所で、空撮のような撮影も楽しめます。
普段から持ち歩くには大きすぎますが、旅行やレジャーに持っていくなら、邪魔にならないサイズです。
Insta360「超長い自撮り棒」は、以下のオンラインショップで購入できます。