5月末に突然、第5世代iPod touchから背面カメラを省いた、容量16GBの新モデルが発売されました。
私はこれが、次期モデルの第6世代iPod touchから、背面カメラが無くなる予兆ではないかと予想しています。
もしカメラ無しの第6世代iPod touchが発売されて、第5世代iPod touchの下位モデルが引き続き併売された場合、「カメラのない新モデル」と「カメラのある旧モデル」が店頭に並ぶことになります。
旧モデルの方が魅力的に見える恐れがあり、価格付けにも葛藤が生まれそうです。
そこで次世代モデルと併売するために、カメラを無くしたエントリーモデルの第5世代をあらかじめ作っておいたのではないでしょうか。
なぜ次世代モデルからカメラを無くすのかというと、薄型化のためと、価格を抑えるためです。
現在の第5世代iPod touchも本体が薄すぎるために、カメラレンズがボディからはみ出しています。
従来モデルに搭載されていた環境光センサーも、本体の薄さのために載せられなくなっています。
次期iPod touchから思い切ってカメラを無くし、「驚くべき薄さ」の新モデルとしてリリースする計画なのではないでしょうか。
カメラのような重要な要素を無くすはずがない、と思われるかもしれませんが、アップルは大胆な切り捨てをするメーカーです。
画面を無くしたiPod shuffle(第3世代でボタンも無くした)、スピーカーとカメラを無くした第6世代iPod nano、FDDや光学ドライブをいち早く廃止したMacが、それを裏付けています。
そして何より、カメラの無いiPod touchが実際に発売されているのです。
価格を抑えるためというのは、安価なiPhoneが投入されるのではないかという噂と関係があります。
安価なiPhoneが発売された場合、ラインナップの関係上、iPod touchはそれよりもさらに安くする必要があります。
カメラを廃止することで、従来モデルのiPod touchよりも価格を抑えることができます。
エントリーモデルとしてのiPod touchと、上位モデルとしてのiPhoneを、差別化することもできます。
思い出してみると、iPhoneは2007年発売の初代モデルからカメラを搭載していますが、iPod touhは2010年発売の第4世代でやっとカメラが搭載されたばかりです。
この予想が当たったとしたら、今よりもさらに薄くなったiPod touchが、より多くの人が手に取りやすい価格でリリースされることになります。
カメラが無くなるのは不便で残念なことですが、薄くて安いiPod touchも見てみたい気がします。
私の予想は外れることが多く、リーク情報なども無い単なる妄想ですので、その旨お含みおきください。