iPhoneを落として液晶ガラスを割ってしまったり、水没させて壊した経験のある方が、あなたの周りにもいると思います。
破損を防ぐための耐衝撃性・防水性を備えたケースは各社からリリースされており、中には米軍の物資調達規格をクリアしているというものもあります。
そのような防護ケースは、タッチスクリーンやカメラレンズも透明フィルムでカバーされており、各種端子にもキャップが被せられています。
安心感はあるもの、使いやすさを犠牲にしてしまっています。
SPIGEN SGPから新しく発売されたiPhone 5ケース「タフ アーマー」は、防水性こそ無いものの、必要十分な耐衝撃性を備え、使いやすくデザインも良い、バランスのとれたケースです。
▲ TPU製ケースとポリカーボネート製カバーの2ピース構造です。
ポリカーボネート製カバーの色が異なる4色のカラーバリエーションが用意されています。
4種とも、ベースとなるTPUケースはブラックです。
▲ このページでは4種類のうち「スムース・ホワイト」を使用しています。
私のホワイト&シルバーモデルに似合いそうなのと、スポーティーな雰囲気が気に入り、この色を選びました。
▲ 同じメーカーから、同様の構造のケース「スリム アーマー」(写真手前)が先に発売されています。
この「タフ アーマー」は、「スリム アーマー」よりも耐衝撃性を高める工夫がされています。
「スリム アーマー」よりも、サイズは若干大きくなっています。
▲ TPUケースの内側には、衝撃吸収性を高める凹凸のパターンが施されています。
これはスリム アーマーには無かったものです。
▲ もうひとつスリム アーマーより進化した要素として、角の部分に「エアクッションテクノロジー」が採用されています。
角に隙間を設けることで、落下時の衝撃を吸収するものです。
▲ iPhoneへの装着・取り外し時に、TPUケースとハードカバーを分ける必要はありません。
そのうち着せ替え用の背面カバーが発売されるかもしれません。
▲ iPhoneに装着したところ。
耐衝撃性を売りにしたケースですが、あまりゴツくない、SPIGENならではの洗練されたデザインに仕上げられています。
従来モデルのスリム アーマーには無かった、Appleマークを見せる窓が開けられています。
iPhoneケースによく見られるこの穴には賛否両論があると思いますが、この製品はうまくアクセントになっています。
私が初めてSPIGEN SGPのケースに触れて惚れ込んでしまった、iPhone 3G/3GS用の「Ultra Hybrid」を彷彿とさせるデザインで、感慨深いものがあります。
▲ TPUケースとポリカーボネート製カバーは、見事に一体化して、段差がありません。
ポリカーボネート製カバーの厚みを感じさせない、手の込んだ設計がされています。
「スリム アーマー」でも同じ手法が使われていて感心したのですが、TPUパーツの成形時に発生するモールドライン(バリ)を、ケースの角の部分で処理して見えなくしています。
メーカーのこだわりと、製造技術の高さに唸らされます。
▲ 前面側の外観。
パーツがガラス面に被っていないため、同社の強化ガラス製カバー「GLAS.t」シリーズも併用できます。
▲ ブラック、ホワイト、オレンジの、3色のホームボタン用シールが付属しています。
ブラックのシールを貼ってみたところ、ケースとマッチし、ホームボタンも押しやすくなりました。
▲ スリープボタン部分は、まわりよりも凹んだ面白い設計です。
この凹みが、指をボタン位置に導いてくれます。
ボタンがやや固く感じますが、問題なく操作できます。
ボタンの上に「PWR」と刻印されています。
▲ 消音スイッチの開口部は大きく開けられていて、切り替えやすいです。
ボリュームボタン部分は、四角いブロック状のデザインが施されています。
ボリュームボタンは柔らかく押しやすいです。
▲ Lightning端子の開口部は、大きめ開けられています。
アップル純正の5種類のアダプタのうち、幅の広い「30ピンアダプタ」以外の4種類を接続できました。
ロジテック製のLightningケーブル「LHC-UAL」の巨大な端子も接続できたので、ほとんどのサードパーティ製ケーブルを使えると思われます。
ヘッドホン端子には、Jawbone UPも接続して同期できます。
まとめ
必要十分な衝撃吸収性を備えた、使いやすい防護ケースです。
大げさな防水ケースを付けなくても、衝撃を防げる安心感を得られます。
デザインの良さとクオリティの高さは、SPIGENならではです。
保護性能も見た目も妥協しない、才色兼備のケースです。
メーカーSPIGENの直販サイトと、楽天店およびAmazon.co.jp店で販売中です。
価格は各2,940円です。