札幌の高橋政明です。
噂どおり9月9日にスペシャルイベントがあるそうですね。
このコラムの初回で『WWDCは新製品発表会ではないよ』を書きましたが、今度のスペシャルイベントは間違いなく新製品(新サービス)の発表会です。
関係者に招待状が届いたそうですが、新製品が何かは当日までわかりません。
ここ数年はiPhoneがほぼ噂どおりの内容で発表され「驚き」の要素は少なくなりました。
WWDC 2014の最後にSwiftが発表されたのは、開発者のひとりとして心底驚きましたが。
9月9日のスペシャルイベントは会場の収容人数も多く、新しいウェアラブルデバイス(スマートウォッチかどうか、まして「iWatch」の名前も未発表ですべては噂)も発表されるのではとの(勝手な)期待も高まっています。
さらに今年はMacが登場してから三十周年に当たります。
Appleのことなので、出すからにはかなりのものを出し急激に世界で普及させると期待されます。
Appleの新製品となると『噂』と『期待』ばかりになってしまいますね(笑)。
ウェアラブルの噂は部品などの証拠写真がまったく出てませんね。
ケースなどのエコシステムからリークしやすく、エコシステム自体が巨大なiPhoneと違い情報統制しやすいのかも知れませんが、まったく根も葉もない噂の可能性もあります(笑)。
リーク情報なしの新ウェアラブルデバイスが出て、仮にそれでサードパーティのアプリが動くとすると…開発環境は『Swift』しかありませんね。
ここまで期待すると完全に『妄想』レベルですが(笑)そうなった時のために拙著『Swift離陸ガイド』でしっかり情報をつかんでくださいね。
Swiftはどんどん変わっています。
紙の書籍も出たようですが、今後も大小の仕様変更が予想されます。
詳しく見るとSwiftは、Beta5からBeta6でもけっこう変更点があります。
最新情報にきっちり対応する電子書籍は、変化の激しい技術情報を学ぶには最適です。
『Swift離陸ガイド』は版を重ねて第6版、初版に比べページ数もかなり増えました。
初版はいち早く情報を提供するため早く出すことを重視していました。
当初はまさかSwiftの内容(言語仕様)自体が追加変更されるとは思っていませんでしたが、繊細かつ大胆な変更が2週ごとに繰返されています。
『Swift離陸ガイド』は言語仕様の追加修正に対応しながら、初版の内容を強化してきました。
Swiftの変更も「■ Swift言語仕様変更履歴」にまとめてあり、本文にも変更内容を明記しています。
Swiftが変化を続けているため、既にWWDC 2014のスライドのサンプルコードも、そのままでは動かせなくなっています。
日本語のブログやslideshareなどにも情報が出ていますが、言語仕様の変更が早く回数も多いので、そのまま動かせないサンプルプログラムが多くなってしまったのが現状です。
これからSwiftを学ぶなら古いサンプルプログラムの修正に、Swift離陸ガイドの「■ Swift言語仕様変更履歴」がお役にたつはずです。
iBooks Storeでは一度購入すると改訂版は無償でダウンロードし、常に最新版を読めます。
紙の書籍に比べコストパフォーマンスが大幅に高い点もお見逃しなく。
詳細目次をwebに載せました、大幅に加筆した最新内容をご確認ください。
Swift離陸ガイドの公式サイト
Mac版iBooksで最新版をダウンロードする方法は、こちらにまとめました。
最新版入手方法
スペシャルイベントの招待状には「Wish we could say more.」と書かれているそうです。
会場は30年前に初代Macを発表した場所だそうなので(1998年にiMacを発表したのもここだそうです)、それだけでもかなり期待が高まります。
当日は何を語ってくれるのでしょうか?
スペシャルイベントの最後に招待アーティストがプチコンサートをやりますが、今年は『テイラー・スウィフト』とかだと面白いですね。
可能性はありそうですがどうなりますか。
※ この記事は、ゲストライターの高橋政明氏(有限会社 快技庵)が執筆したものです。
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【著者プロフィール】
〈高橋政明〉
快技庵でiOSアプリを開発する札幌在住の開発者。NPO法人MOSA理事。
1985年にMacintosh 512Kカナバージョンを入手、それからMacのプログラム開発をはじめ今日に至る。
68000からPower PC、PowerPCからインテルと二度のCPU変更を経験したMacプログラマ、現在はiOSの開発が中心です。
Macが登場して三十周年で昔話ネタならたくさんあります(笑)。
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