8月16日(火)にオンエアされた、テレビ朝日の番組「中居正広のミになる図書館」で、「iをありがとう」が提供した写真を使っていただきました。
この回の番組では「スマホケースの歴史」が特集されました。
「スマホケース」といっても、iPhone用ケースだけを取り上げた内容でした。
一部では放送日が異なり、これからオンエアされる地域もあるようです。
番組内で登場した、iPhone 4の写真1点と、Apple純正のiPhone 4 Bumperの写真2点が、私の撮影したものです。
採用された、もとの写真も1枚載せておきます。
テレビで写真が使われるのは、昨年10月のTBSテレビ「カウントダウンTV」(CDTV)に続く2回目でした。
- 【編集後記】「カウントダウンTV」に私のiPodが出演(2015年10月)
ところで、番組の「スマホケースの歴史」の内容ですが、
- (ガラケー時代のストラップ文化に対して)破損を防ぐためにスマホにはケースが必要だった
- 当初のケースは保護目的だったが、ホワイトのiPhone 4以降に女性ユーザが増え、デザインのラインナップが増えた
- 製造技術が向上して木製・金属製ケースが登場した
など、iPodの頃からウォッチしてきた私の歴史認識とは異なり、違和感のあるものでした。
iPhoneにケースを着せる習慣は、そもそもはiPod用ケースの文化から始まっています。
iPod用ケースから続く流れで、iPhoneは発売当初から、さまざまな専用ケースが発売されていました。
iPhone登場以前のiPodの頃からすでに、「iPodエコノミー」とも称されていた、ケースやアクセサリの大きな市場がありました。
単に保護だけが目的ではなく、好きなケースを着せて楽しむ文化が、iPodユーザに浸透していました。
高級イヤホンや車載用品などのアクセサリ市場も、iPodが流行していた時代に成長したものです。
そのiPod用のケースを手がけていたメーカーが、iPhoneの登場後は、iPhone用ケースも製造・販売をはじめたのです。
テレビゲームに例えると、「ファミコンソフトを手がけていた多くのゲーム会社が、引き続きスーパーファミコンのソフトも開発した」と言えます。
ごく自然な成り行きですよね。
それがiPhone用ケースの始まりで、だからこそ初めからケースを着ける文化が存在し、多種多様な製品がラインナップされていたのです。
スーパーファミコンでいきなりテレビゲームという遊びが広まり、レースゲームやRPGが登場したわけではありません。
番組では木製やジュラルミン削り出し製の高級ケースが、iPhone 5用から登場したと紹介されましたが、そのジャンルはiPodの頃からすでにあったんですよ。