2019年に発売されたiPad mini(第5世代)は、2015年発売のiPad mini 4と同じ大きさ・形です。
- 高さ:203.2 mm
- 幅:134.8 mm
- 厚さ:6.1 mm
ただし一部のパーツの位置が違うために、iPad mini 4用に発売されたケースは、iPad mini(第5世代)には使えません。
まず背面にある「デュアルマイク」の位置が大きく異なります。
iPad mini 4では背面カメラの近くに、二つのマイク穴がありました。
iPad mini(第5世代)では、上側面の中央と、裏面上部の中央に穴が移動しています。
iPad mini 4用のケースを、iPad mini 5にかぶせると、マイク穴が塞がれることになります。
また側面の音量ボタンが、iPad mini(第5世代)は3ミリほど上に移動しました。
背面カメラレンズも、iPad mini(第5世代)は約1ミリ外側にズレています。
スリープボタンの位置は変わっていません。
以上のことから、iPad mini(第5世代)には、専用に設計されたケースが必要になります。
4と第5世代の、両方に対応するケースも実現できそうです。
Smart Coverや液晶保護フィルムは?
画面の大きさは変わってません。
Apple純正のSmart Coverは、iPad mini 4とiPad mini(第5世代)で、同じものが使えます。
ただし液晶保護フィルムは注意が必要です。
前面の右上と左上に隠されている環境光センサー(ALS)が、iPad mini(第5世代)では位置が変わりました。
環境光センサー部分を穴あけ加工している、不透明のフレーム付きのようなフィルムの場合は、流用できない場合があります。
公式サポート情報
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