Apple Watch用の「watchOS 6」ソフトウェア・アップデートが公開されています。
Apple WatchはiPhoneを使ってアップデートします。
iPhoneがiOS 13にアップデートされている必要があります。
watchOS 5.3.1からの変更点は以下(リリースノートから引用)。
watchOS 6では、よりいろいろな人や情報とつながって、よりアクティブに、あなたの健康について詳しく知ることができます。Apple Watch向けに、周期記録、ノイズ、ボイスメモ、オーディオブック、計算機などの新しいAppが追加され、初めてApp Storeが登場します。さらに、“アクティビティ”の“トレンド”では、活動状況を時系列で追跡できるようになります。
周期記録
- 新しい“周期記録”Appでは、出血量、症状、点状出血 などの月経周期についての情報を記録します
- オプションで、基礎体温および排卵検査結果などの妊娠可能指標を記録します
- 月経の予測および通知により、次の月経が近づいていることを知らせます
- 妊娠可能期間の予測および通知により、次の妊娠可能期間が近づいていることを知らせます
ノイズ
- 新しい“ノイズ”Appでは、周囲の現在の音量レベルを表示します
- オプションで、周囲の騒音が、長時間聴<と聴覚に影響が及ぶ可能性のあるレベルにまで達した場合に通知します
- Apple Watch Series 4で利用可能です
ボイスメモ
- Apple Watchを使用してボイスメモを録音します
- 録音したボイスメモは、Apple Watchの内蔵スピーカーから再生するか、Bluetoothデバイスに接続して聴きます
- “音声入力”または“指書き入力”で録音の名前を変更します
- 新しく録音したボイスメモは、iCloud経由でiPhone、iPad、またはMacの間で自動的に同期します
オーディオブック
- iPhoneのApple BooksのオーディオブックをApple Watchに同期します
- 現在読んでいるブックを最大5時間分同期します
- Wi-Fiまたはモバイル通信に接続されているときにオーディオブックをストリーミングします
App Store
- 新しいApp StoreでApple Watch用のAppを探してインストールします
- 厳選されたAppやコレクションをブラウズします
- Siri、音声入力、指書き入力を使用してAppを検索します
- Appの説明、レビュー、スクリーンショットを表示します
- “Appleでサインイン”をサポート
アクティビティ
- iPhoneの“アクティビティ”Appでアクティビティのトレンドを追跡します
- トレンドは、過去365日間のパフォーマンスと比較して、過去90日間のアクティビティの平均指標を表示します。指標には、ムーブ、エクササイズ、スタンド、スタンド時間(分)、距離、カーディオフィットネス(最大酸素摂取量)、ウォーキングペース、ランニングペースが含まれます。車椅子ユーザの指標には、ロール、ロール時間(分)、車椅子ウォーキングペース、車椅子ランニングペースが含まれます
- トレンド矢印が下を向いている場合、軌道を戻すのに 役立つ具体的なコーチングヒントを表示します
ワークアウト
- “屋外ランニング”、“屋外ウォーキング”、“サイクリング”、“ハイキング”のワークアウトに現在の高度が追加されました。Apple Watch Series 2以降で利用可能です
- ワークアウト中に,“ストップウォッチ”Appが文字盤に継続的に表示されるようになりました
- “ワークアウト”ミュージックプレイリストをシャッフルします
- TRUEとWoodwayのGymKitサポートを追加します
Siri
- Shazamであなたの近くで流れている曲を特定します。曲とアーティストの情報を取得し、Apple Musicライブラリに追加することができます
- SiriのWeb検索をサポートします。Web検索の結果を 最大5つ表示し、タップするとApple Watch用に最適化されたWebサイトコンテンツが表示されます
- 刷新された“人を探す”AppとSiriが統合され、位置情報の問い合わせをサポートします
文字盤
- “数字・モノ”と“数字・デュオ“: アラビア数字、アラビア・インド数字、口ーマ数字、デーバナーガリー数字で表示可能なデジタル文字盤です
- “メリディアン”: 画面いっぱいに表示される黒または白の文字盤です。4つのサブダイヤルのコンプリケーションが含まれます(Apple Watch Series 4のみ)
- “グラデーション”: 時間と共にデザインがダイナミックに変わります。フルスクリーンまたは円形(最大5つのコンプリケーション)で表示可能です(Apple Watch Series 4のみ)
- “カリフォルニア“: 口ーマ数字、アラビア数字、デーバナーガリー数字などの複数の数字スタイルをフルスクリーンまたは円形で表示可能です(Apple Watch Series 4 のみ)
- “ソーラーダイヤル”: 24時間の文字盤に太陽の経路を円形にマッピングして太陽を追跡します(Apple Watch Series 4のみ)
- “モジュラーコンパクト”: アナログまたはデジタルの時間を選択でき、リッチなコンプリケーションを表示します(Apple Watch Series 4のみ)
- すべての文字盤でタップすると時刻を読み上げます。30以上の言語をサポートします
- オプションで、一定の時間ごとにチャイムで通知を受け取ることができます。通知方法は力スタマイズできます。1時間ごと、30分ごと、または15分ごとに触覚または音のチャイムで通知を受け取るように設定します
- Apple Watchで直接文字盤を並べ替えることができます
- オーディオブック、計算機、モバイル通信接続、周期 記録、ノイズ、風、降水確率、ボイスメモの新しいコンプリケーションが追加されました
- “インフォグラフ”と“インフォグラフモジュラー”に新しいモノク口のコンプリケーションが追加されました
その他の機能と改善:
- 新しい“計算機”Appでは、チップを計算し、請求金額を人数で分けることができます
- Podcast Appが力スタムステーションをサポートするようになりました
- “マップ”にスマートガイダンスと音声ナビゲーションが含まれます
- 刷新された“再生中”Appは、Apple TVのリモコンをサポ−トします
- “For You”でパーソナライズされたミュージックピックを利用できるようになりました
- 自動ソフトウェア・アップデート
- “トランシーバー”Appが刷新されました
- “アクセシビリティ”、“ワークアウト”、“ヘルスケア”などの設定がApple Watchで直接利用可能になりました
- 刷新された“人を探す”Appでは、Apple Watchで友達を追加したり、通知を設定したり、設定を変更したりできます
- 刷新された“リマインダー”Appでは、App内から直接、共有リストやサブタスクを表示したり、新しいリマインダーを追加したりできます
一部の機能は、国または地域によっては利用できない場合があります。詳しくは、以下のWebサイトを参照してください:
https://www.apple.com/jp/watchos/feature-availability/Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトを参照してください:
https://support.apple.com/HT201222
watchOS 6対応モデル
現時点で提供されているwatchOS 6は、Apple Watch Series 3以降にのみ対応しています。
Series 1とSeries 2には、「今年の秋に利用できるように」「年内に対応する見込み」とされています。
第1世代のApple Watchには対応していません。
watchOSのアップデート方法
ペアリングしているiPhoneを操作して、Apple Watchをアップデートします。
watchOS 6へのアップデートには、iOS 13のiPhoneが必要です。
iPhoneの「Watch」アプリで
マイウォッチ > 一般 > ソフトウェア・アップデート
を開きます。
「ダウンロードとインストール」をタップして、使用許諾へ同意します。
iPhoneのパスコード入力も求められます。
アップデート時には、Apple Watchが以下の条件を満たしている必要があります。
- Wi-Fi接続されている
- 充電器に接続されている
- 50%以上充電されている
またiPhoneはWi-Fi接続されている必要があります。
watchOS 6にアップデート以降は、Apple Watch単体でアップデートが可能になります。
Wi-Fi接続が必要です。
公式サポート情報:Apple Watch をアップデートする – Apple サポート
ニュース解説
先にiPhoneをiOS 13にアップデートする必要があります。
watchOS 6は、Apple Watch Series 1以降に対応と発表されていましたが、Series 1と2には後日提供となりました。
一部の機能は、Series 4以降でのみ利用できます。