きのう9月28日に、Apple福岡の移転リニューアルオープンに立ち会いました。
昨年4月の新宿から始まった、国内Apple Storeの新規オープン・リニューアルとしては、6店目の事例となります。
ビルにテナントとして入っているわけではない、独立した建物のApple Storeは、国内では表参道に続く2店舗目です。
現在世界で展開されている、建物まで含めた最新仕様のストアが登場するのは、国内初と言えます。
巨大な壁面ガラスや、高さのある天井で、開放感のある空間になっています。
シートで隠されていた店内がはじめてお披露目され、道ゆく人々も「すごい」と感嘆していました。
店舗正面に置かれた「ビデオウォール」は、見るからに巨大で、広い店内でも存在感を放っています。
表参道にリニューアルで置かれたものと同じ大きさで、世界最大級。
これより大きなものは、世界にたったひとつしか無いそうです。
奥の壁面も、下部がガラス張りになっています。
苔むした地面から竹が伸びた、日本風の裏庭が見えます。
革張りの長椅子が置かれていて、裏庭を見ながら休むことができます。
正面上部も日本的な「障子スクリーン」と呼ばれるもので、全体がうっすらと発光し、巨大な空間を柔らかく照らしています。
店舗は1階のみです。
ビデオウォールの裏にドアがあり、そこから地下に入れます。
地下にはトイレとボードルーム(応接間)、スタッフ用のバックヤードがあります。
トイレを利用したい場合は、スタッフに声をかけて通してもらってください。
階段のほかにエレベーターもあります。
Apple丸の内と同じく、補聴器をサポートする設備「磁気誘導ループ」を備えています。
トイレも丸の内と同じジェンダーフリー仕様で、福岡も多様性に配慮したバリアフリーな店舗になっています。
関連記事:【編集後記】Apple丸の内は誰でも利用しやすい、多様性への配慮が進化した最新ストア
リニューアルオープンの前日、移転前のApple福岡天神のクローズにも立ち会うことができました。
Apple福岡天神は2005年に、国内5店目のApple Storeとしてオープンしました。
歴史のあるこのストアに、思い出がたくさんある方も多いようです。
展示されたMacBook Proに、ファンが書き残したと思われるこんなメッセージが表示されていました。
今まで、ありがとうございました。
また新しいApple Storeでお逢いしましょう。
Appleが普通に好きな1ユーザーより
閉店カウントダウンも行われたものの、移転先未定のまま閉店したApple Store札幌とは違い、ポジティブなものでした。
閉店後すぐに店内は目隠しされ、翌朝訪れると、近くに移転したアナウンスが書かれていました。
これからも、そばにいます。
天神2-5-19にオープンした、一段と大きな新しいストアへどうぞ。
新しいApple 福岡は左へ約150メートルです。
いまも古い様式で残っている国内ストアは、銀座、心斎橋、名古屋栄の3店となりました。
2020年以降に大規模リニューアルが行われるかもしれません。
それから札幌や仙台にも、Apple福岡のような素敵なストアをまた作って欲しいです。