Apple Watch用「スポーツバンド」と「Nikeスポーツバンド」の、プライドエディションをレビューします。
レインボーカラーに仕上げた特別モデルです。
Apple Watchバンドの「プライドエディション」とは?
LGBTQのシンボルである、レインボーフラッグのカラーリングを採用した特別モデルです。
2016年にウーブンナイロンバンドで初登場したものです。
最初のモデルは、米国で開催されたLGBTイベント「プライド・パレード」に参加した従業員に、Appleが配布した非売品でした。
▲ 従業員に配布されたのと同じものが2017年に、期間限定で一般販売されました。
それ以来、毎年プライドパレードが行われる6月に発売されるのが恒例となります。
2018年には、引き続きウーブンナイロンを採用しつつも、デザインが新しくなります(写真左)。
ウーブンナイロンバンドの廃止後、2019年に発売されたプライドエディションには、スポーツループ(写真左から2番目)が採用されました。
2020年のプライドエディションバンドでは、フルオロエラストマー製のスポーツバンドが初めて採用されます。
今回はNikeモデルも登場し、2種類がラインナップされています。
それぞれ44mmケース用と40mmケース用の、2サイズから選べます。
44mmケース用は、Series 3までの42mmにも適合します。
同様に40mmケース用は、Series 3までの38mmにも使えます。
▲ プライドエディションバンドは、購入金額の一部がLGBTQ支援団体に寄付されます。
(PRODUCT)RED製品と同じで、寄付つきでも、販売価格は通常モデルと変わりません。
スポーツバンドとNikeスポーツバンドは、過去にもレビューで取り上げています。
今回は「写真レビュー」として、プライドエディションの外観・特徴を中心に紹介します。
プライドエディションスポーツバンド
▲ フルオロエラストマー素材の「スポーツバンド」は、2015年のApple Watch発売当時からある、「基本バンド」とも言えるものです。
この「プライドエディション」は、はじめてスポーツバンドで多色成形で製造されています。
通常のバンドと同じく、片方のバンドが、長さの異なる2本付属しています。
これにより、「S/M」「M/L」の、2通りの長さで使えます。
▲ 塗装ではなく、色の異なる素材を組み合わせて、6色のストライプが表現されています。
商品説明によると、“ストライプを一本ずつ手で組み合わせたものを、機械で打ち抜き加工してから圧縮成形”しているとのこと。
よく見てみると、フリーハンドで描いたように、ラインが波打っています。
にじみやムラ、段差などはなく、見事な作りです。
▲ 内側には「PRIDE 2020」の文字と、適合サイズがプリントされています。
▲ Apple Watchのシルバーアルミニウムケースに取り付けたところ。
6色のストライプは、白を少しだけ混ぜたような、彩度を抑えた色です。
バンドの発表と合わせて公開されたwatchOS 6.2.5で、お揃いのデザインにできる文字盤が追加されています。
▲ 実際に身につけてみます。
カラフルなバンドは、かなり派手で目を引きます。
▲ カジュアルなファッションに合わせるのがいいでしょう。
鮮やかな虹色が目に入り、気分を明るくさせてくれます。
▲ スペースグレイアルミニウムのApple Watchにも取り付けてみました。
バンドの色が濃いので、スペースグレイにも似合います。
プライドエディションNikeスポーツバンド
▲ Nikeブランド初の、プライド版Apple Watchバンドです。
通常版の「スポーツバンド」と同じ構成で、価格も変わりません。
「プライドエディションNikeスポーツバンド」では、バンドの穴に色が付けられています。
上のバンドに暖色系、下のバンドに寒色系を配した、計6色です。
▲ これは従来からある通常のNikeスポーツバンド。
表面と裏面のバイカラーで、穴には裏面の色が見えています。
▲ 今回のプライドエディションは、表面がホワイト、裏面がグレーです。
穴の表面側に、レインボーカラーが付けられています。
細かい処理が必要な、凝った作りです。
内側に、「PRIDE 2020」の文字や、適合サイズ、Nikeのロゴがプリントされています。
Nikeモデルの場合はNike社からも、LGBTQ支援団体に寄付がされます。
▲ Apple Watchのシルバーアルミニウムケースに取り付けたところ。
▲ 身につけてみます。
Nikeスポーツバンドのスポーティーな印象はそのままに、プライド仕様に仕上げられています。
▲ たった6色ですが、穴の中にあるために、それぞれに異なる陰影がつき、光のプリズムのようにも見えます。
▲ スペースグレイアルミニウムのApple Watchにも取り付けてみました。
バンドが白ベースなので、シルバー系のケースの方が似合います。
▲ 「スポーツバンド」と「Nikeスポーツバンド」をミックスすると、さらに個性を主張できます。
バンドとコーディネートできる「プライド」文字盤
▲ プライドエディションのバンドには、お揃いのデザインの文字盤も用意されるのが恒例となっています。
今回も「プライドデジタル」と「プライドアナログ」の2種類の文字盤に、「2020」として、マッチするデザインが用意されています。
watchOS 6.2.5以降で利用できます。
▲ 「プライドデジタル」は縦縞のデザインで、2018、2019、2020の3種類があります。
「プライドアナログ」は同心円で、「円形」と「フルスクリーン」の2種類のスタイルに、2019と2020の2種類があります。
「プライド」文字盤は、表示したときや画面をタップした際に、ストライプに波が広がります。
アナログの方は、表示のたびに配色が変化します。
▲ 今年は「プライド」文字盤のほかにも、一部の文字盤に「レインボー」色が追加されました。
以下の文字盤で、「レインボー」を利用できます。
- カリフォルニア
- 数字・デュオ
- 数字・モノ
- グラデーション
- NIKEアナログ
「カリフォルニア」と「グラデーション」は、Apple Watch Series 4以降だけの文字盤です。
▲ 「NIKEアナログ」文字盤は、Apple Watch Nike、Apple Watch Nike+でしか利用できません。
まとめ
Apple Watch用「プライド」バンドの第4弾です。
今回はApple Watchユーザーには馴染み深い、スポーツバンドが採用されています。
多色成形されたスポーツバンドは鮮やかで目を引きます。
Nikeスポーツバンドにもプライドエディションが登場し、2種類の「プライドエディション」から選べます。
LGBTQフレンドリーな意思表示ができ、寄付にもなる、Appleならではの製品です。
Apple Watch用の「プライドエディションスポーツバンド」「プライドエディションNikeスポーツバンド」は、Apple公式サイトで販売中です。
価格は税込各5,280円(税別4,800円)です。
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