M1チップを搭載した、新しい24インチiMacを買いました。
いままで使っていたiMac (27-inch, Late 2012)から、8年ぶりの買い替えです。
私は普段、iMacをメインで使用し、MacBookは旅先などで使う程度のサブ機です。
これまでのiMac (27-inch, Late 2012)は、長く使いたくて、スペックを盛っていました。
当時の記事:【編集後記】新しいiMacを買いました
「4年は使う。5年もったら嬉しい」という想定で買ったのですが、ずるずる引っ張って、8年も使ってしまいました。
私のMac歴で、いちばん長く使ったモデルとなりました。
買い替えた3つの理由
発売から8年以上たった現在も、とくに不満なく使えていました。
それでも買い替えを決断したのには、3つの理由があります。
ひとつめは、最新の機能に追いつかなくなってきたこと。
まず昨年11月のmacOS Big Surで、ついにアップデート対象外になりました。
それ以前にも、Apple Watchでのロック解除や、iPadをサブディスプレイとして使えるSidecarなど、OSには搭載されているのに機種が対応していない機能がありました。
古くなってきたのかな、と否応なく実感させられていました。
ふたつめの理由は、昨年買ったM1チップ搭載MacBook Airの感触が良かったこと。
それまでのMacとはまったく違うシステムを採用しておきながら、初期ロットにありがちな不具合もなく、実に快適に動いてくれました。
いちばん安い構成を選んだにも関わらずです。
このMacBook Airは、すごく好きになった。
これなら新しいiMacも信頼できそうだと思いました。
そして3つめの理由は、新しいiMacが欲しかったからです。
こんなの見せられたら、欲しくなるに決まってるじゃないですか。
私のiMacの選び方
初代iPodから連綿と続く白系のApple製品が好きなので、色はシルバーにしました。
AirPods Maxや周辺機器もシルバーにしているので、ここは迷うことはありません。
でも「もしシルバーが無かったら」と考えると、カラフルな6色のどれにしようか、決断できる気がしません。
接続端子は多い方がいいので、4ポートの上位モデルにします。
メモリとストレージはあとから追加できないので、最大限に載せておきたいですね。
ストレージはSSDしかなく、とても高価なのがネックです。
これまでの27インチiMac(3TBのFusionドライブ)も、2TB近くまで容量を使っているので、最大の2TB(+66,000円)を選ぶより仕方ありません。
キーボードは愛用しているテンキー付きのUS配列にします。
ポインティングデバイスは、Magic MouseとMagic Trackpadの両方欲しいけれど、そうすると価格が30万円を超えてしまいます。
30万円以内に抑えたかったので、マウスをあきらめてMagic Trackpadだけにしました。
この構成で、税込295,800円となりました。
AppleCare+ for Mac(税込22,880円)は、届いてから加入しました。
ひとつ注意してほしいのが、iMacとお揃いの色のキーボード、マウス、トラックパッドは、単品販売されていません。
iMacと一緒に買わないかぎり、手に入らないのです。
私はシルバーモデルなので、もともと売っているMagic Mouse 2と外観が変わらず、簡単にあきらめられました。
いずれ個別に買えるようになるかもしれませんが、これからiMacを買う方は気をつけてください。
正確にはiMacシルバーに付属のMagci Mouseも、裏の足が白くなっていて、従来のMagic Mouse 2とは違うようです。
乗り換えた印象
iMac同士をEthernetケーブルでつないで、有線でデータ移行をしました。
Ethernetポートは、27インチは本体裏に、新しい24インチは電源アダプタ上にあります。
24インチiMacの2ポートモデルには、購入時に「ギガビットEthernet(+3,000円)」を追加しないとEthernetポートはありません。
最初にデータ移行を試みたときには、「転送するアプリケーションおよび書類を検索中」と画面に出たまま、3時間も動きがありませんでした。
いったんキャンセルして、両方のiMacのWi-Fiをオフにしてから、再度トライ。
2回目もそれなりに時間がかかったけれど、順調に進んでくれました。
約1.7TBのデータが、12時間で移行できました。
これまで使っていた27インチiMacは、メモリ32GB、ストレージ3TBでした。
乗り換え先の新しい24インチiMacは、メモリは半分の16GB、ストレージも減って2TBです。
まさか8年を経て、こんな買い替えをするとは思ってもみませんでした。
ストレージはともかく、メモリが半分というのは不安になりますよね。
でもメモリ8GBのMacBook Air(M1)を使っていて、特に問題ないと感じていました。
実際にメモリ16GBのiMacも、不自由ないどころか、かなり快適です。
省電力化、小型化もされており、これまでのパソコンの概念をくつがえすApple M1チップの性能には、驚かされるばかりです。
画面は27インチより小さくなってしまったけれど、解像度は向上しており、それほど狭くは感じません。
(27インチiMacが5K Retinaディスプレイになったのは、Late 2014モデルからです)
環境を移行してから数日しか経っていませんが、とりあえず何も問題なく使えていて、ホッとしています。
最新のMacは、やはりいいものですね。
気になる点といえば、SDカードスロットが無くなったのでリーダーが必要なのと、ストレージにゆとりが無いことです。
Thunderbolt/USB-C接続のHDDを、写真データ保存用と、Time Machine用に新調しようと選んでいるところです。
8年間、故障もなく活躍してくれた27インチiMacにも、心からお礼を言いたいです。
iMacの価格・販売ページ:Apple公式サイト