【編集後記】watchOS 7で個人的に困っていたことが、watchOS 8でかなり解消された

10時9分30秒のApple Watch

watchOS 8では「写真」アプリから邪魔なアイコンが消えたおかげで、Apple Watchを撮影しやすくなりました。

下の記事を書いたのが、ちょうど1年前です。

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私がレビューなどでiPhoneやApple Watchを撮影するときは、デバイスの画面はすべて、「写真」アプリでスクショを表示させています。
なぜそんなことをしているのか?
iPhone/iPadとApple Watchでは、理由が違います。

iPhoneのスクショ

iPhone/iPadでやる理由は、できるだけデフォルトの状態で見せたいからです。
iPhoneなどは使っているうちに、壁紙を変えたり、ホーム画面を並べ替えたり、通知が来てたりして、個人の「生活感」が滲み出てきます。
ケースのレビューなどでは、そういう「生活感」を見せたくないのが、主な理由です。

Apple Watch

Apple Watchでやる理由は、「10時9分30秒」で撮りたいからです。
アナログ時計の広告などは、時計の針が美しくバランスよく見えるように、時刻が10時10分ごろになっています。
Appleでは「10時9分30秒」を採用しているので、私も真似しているのです。

Apple Watch

「10時9分30秒」の瞬間を撮るために、1日に2回しかないチャンスを見計らって、「いまだっ!」と撮影するなんて、やってられないですよね。
そんな面倒なことはせずに、スクショしておいた画像を使うというわけです。
Apple Watchの撮影にスクショを使うのには、もうひとつメリットがあります。
秒針がブレる心配がないのです。

話がそれますが、AppleではiPhoneの製品画像には「9:41」を採用していますよね。
iPhoneとApple Watchを並べて見せる場合はどうしているのでしょうか?
観察してみると、10時9分で統一されていることもあれば、バラバラで時刻が一致していないこともあります。

Apple Watch

Apple Watchの撮影はずっとそんな感じで行ってきたのですが、去年のメジャーアップデートであるwatchOS 7で、困ったことになりました。
「写真」アプリに、邪魔なアイコンが常時表示されるようになったのです。
これは写真を文字盤に設定するためのボタンです。
昨年の編集後記で文句を言っていたのは、これのことです。

Apple Watch

ではこの1年間どうしていたのかというと、撮影後にPhotoshopで消したり、コンプリケーションのフリをさせて、そのまま使ったりしていました。
デジタルクラウンを回してちょっとだけ縮小すると、表示が消えるという技も発見しました(難しいです)。
結局このボタンが表示される仕様は、watchOS 7では変わりませんでした。

Apple Watch

先日正式に公開されたwatchOS 8では、「写真」アプリの仕様がやっと変わって、邪魔なアイコンが無くなりました。
ただし左上に、「戻る」ボタンの「<」が表示されるようになりました。
完全ではないけれど、画像処理で消しやすくなったので、かなり改善されたと言えます。

Apple Watch

できればwatchOS 6以前のように、「<」も出てほしくないけれど、Apple Watch Series 7購入への不安が軽減されました。
Series 7は「この秋に発売」ということになっていますが、いつ出るのでしょうか。

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