iPhoneには、イヤホン、ヘッドホン、ヘッドセット接続用の端子(3.5mmステレオミニジャック)が搭載されています。
この端子は音楽を流したりハンズフリー通話する以外にも、さまざまな使い方ができます。
データ通信
▲ アプリ対応活動量計「Jawbone UP」の初代モデルはBluetoothを搭載しておらず、iPhoneのヘッドホン端子に接続して、データの転送を行いました。
▲ 2011年に発売されたゲームコントローラー「60beat GamePad」は、ヘッドホン端子に接続するものでした。
Appleがゲームコントローラーの規格を策定し、「Made for iPod/iPhone/iPad」マークが与えられたLightning接続やBluetooth方式のコントローラーが登場するのは、この製品のあとです。
電力供給
▲ 株式会社PGAから発売された、ヘッドホン端子に接続するLEDランプ「myLED」は、電話やメールなどの着信を、光って知らせてくれるものでした。
別途充電などは必要なく、iPhoneのバッテリーを使用して動作するものです。
この製品は、現行のiPhoneやiOSには対応していません。
▲ ヘッドホン端子に接続する放射線センサー「ポケットガイガーType2」は、電源不要で動作しました。
端子から出力される音声信号を、電力として使う特殊技術が採用されていました。
▲ 資生堂から発売されたスキンケア用品「HAKUマスク × iPhone専用 iデバイス」は、iPhoneのヘッドホン端子に接続するアクセサリがセットになっていました。
資生堂の「iデバイス」は、一見イヤホンのようなハードウェアですが、顔に取り付けるものです。
微弱電流を出力して顔面に流し、美容成分を肌に浸透させるものでした。
カメラのシャッター
▲ iPhoneのボリュームボタンを押して、カメラのシャッターを切れるのと同じく、イヤホンに搭載されたリモコンのボリュームボタンでも撮影操作ができます。
この機能を利用して、「レリーズ」として使える単機能の製品も発売されています。
(画像はスペックコンピュータの「Shutter remocon for iPhone/iPad」)
穴を利用する
ストラップホールの無いiPhoneでは、この端子を活用して、カスタマイズやデコレーションを施すことができます。
▲ ヘッドホン端子に差し込んで、デコレーションを楽しむアクセサリは「ジャックピアス」として知られています。
▲ 伸縮式のコンパクトなタッチペンには、ヘッドホン端子に差し込んで持ち運べる、ストラップ付きのものが多くあります。
(イヌ型タッチペンは「TOUCH DOG」)
▲ 「Pluggy Lock」はこの穴を利用して、好きなストラップを取り付けられるようにしたものです。
▲ 「JackPen」は、ヘッドホン端子に差し込んで利用するボールペンです。
書くときには裏向きに挿しなおして、デバイスを持って使用します。