ホームボタンが省かれたiPhone Xでは、指紋認証Touch IDのかわりに、顔による個人認証機能「Face ID」が搭載されています。
Touch IDと同じように、デバイスのロック解除や、Apple Payの支払い時にFace IDを使います。
iPhone X発売前のおさらいとして、Face IDに関する基礎知識をまとめました。
- 写真やお面でロック解除されない?
- Face IDは顔の形状を立体的に記録・認識するものです。
平面的な写真や、顔を模したマスクには騙されないように設計されているとのこと。 - 似てる人に使われない?
- Face IDでロックされたiPhoneを、他人が見てロック解除されてしまう確率は、100万分の1とのこと。
Touch IDの場合は5万分の1だったので、よりセキュリティが向上していることになります。
ただし似ている双子や兄弟姉妹がいる場合は、確率が変わってきます。
心配な場合はFace IDを使わず、パスコード認証を使うよう推奨されています。 - 寝ている隙にロック解除されない?
- 目を開けて、画面を注視しているときにだけ、認証されるようになっています。
寝ている隙に、ほかのひとにロック解除される心配はありません。
視覚障害のある場合は、アクセシビリティで「Face ID を使用するには注視が必要」設定をオフにすると、目を開けていなくてもロック解除できます。 - 顔は変わるし、帽子やメガネも使うけれど?
- 機械学習により、外見の変化を認識しています。
帽子・スカーフをかぶったり、メガネ・サングラスをかけたり、ヒゲをはやしても問題ないとのこと。
ただし、顔中に蓄えたヒゲを剃ったときなど、外見が大幅に変わった場合は認識されません。
パスコードでロック解除してから、顔のデータを更新する必要があります。 - 顔のプライバシーが心配
- Touch IDと同じく、Face IDで覚えた顔のデータは、iPhoneの中にだけ暗号化されて保存されます。
サーバにデータが送信されることはありません。
iCloudのバックアップにも、Face IDデータは含まれていません。
サポートを受けるためFace IDデータを提出する場合も、ユーザの承認が必要になります。 - 顔が認証されなかったら
- Touch IDが認証されないときと同じように、パスコードでロック解除します。
顔認証に5回失敗すると、パスコード入力が必要になります。
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