AppleがiOS用「iMovie」アプリの、新バージョン2.2.7を公開しています。
緑色や青色をバックに撮影されたクリップの、背景を簡単に削除できる「グリーン・スクリーン・エフェクト」などが追加されています。
2.2.6からの、詳しい変更点は以下。
- 新しいグリーン・スクリーン・エフェクトでビデオを変換することにより、グリーンスクリーンやブルースクリーンの前で撮影されたクリップの背景をすばやく削除できます
- 4ポイントマスクと“強さ”スライダを使って、グリーン・スクリーン・エフェクトを調整できます
- ムービーの長さに自動調整される80種類の新しいサウンドトラックを、ポップ、チル、センチメンタルなどのジャンルから選べます
- ロゴやカスタムグラフィックスとして使用するために、透明な背景の静止画像をビデオの上に重ねて追加できます
- 写真をオーバーレイとして追加して、ピクチャ・イン・ピクチャやスプリットスクリーンのエフェクトを作成できます
- ピクチャ・イン・ピクチャとスプリットスクリーンのエフェクトを囲む枠線の表示/非表示を切り替えることができます
- ほかのアプリケーションからiMovieに切り替えたときに、プロジェクトの編集画面にすばやく戻ることができます
- ClassKitへの対応により、生徒は“スクールワーク” Appを使用してビデオの課題を教師に提出できます
- iMovie Theaterにビデオがあるユーザの場合、“Theater”ウインドウは“プロジェクト”画面の下にある“•••”メニューからアクセスできるようになりました
- iMovie Theaterでの共有はできなくなりました。Apple TVなどのほかのデバイスでムービーや予告編を視聴するには、iCloud写真にそれらを保存してください
- 外部ディスプレイにフルスクリーンでビデオをプレビューすると画面が黒くなることがある問題を解決しました
iMovieは無料でダウンロード・利用できます。
目次
ニュース解説
グリーン・スクリーン・エフェクトは、「クロマキー合成」「ブルーバック合成」とも呼ばれるものです。
Mac版のiMovieでは以前から利用できました。
ふたつのクリップを手軽に合成でき、工夫次第でユニークな表現ができます。
iOS版ではクリップを追加する際に、「…」から「グリーン/ブルースクリーン」を選択し、画面上から削除したい色を選びます。
Mac版の機能の解説が、Apple公式サポート情報に掲載されています。
MacのためのiMovie: グリーンスクリーンまたはブルースクリーンエフェクトを使ってクリップを別のクリップにスーパーインポーズする
Mac版iMovieも合わせてアップデートされ(バージョン10.1.12)、iMovie Theaterでの共有ができなくなるなど、iOS版との互換性が保たれています。