Appleのスマートスピーカー「HomePod」には、大小ふたつのモデルがあります。
大きい方の商品名は単なる「HomePod」ですが、HomePod miniの発売以降は、「HomePod(2018)」として分類されています。
HomePod(2018)とHomePod miniには、以下の違いがあります。
音響技術
HomePod(2018)のオーディオには、「高偏位ウーファーと7つのツイーターのアレイ」が使われています。
一方のHomePod miniは、「フルレンジドライバとデュアルパッシブラジエータ」となっています。
音質はHomePod(2018)の方が優れています。
Apple TV 4Kでのホームシアターオーディオ機能
Apple TV 4Kと接続して「ホームシアターオーディオ」として使えるのは、HomePod(2018)だけです。
映画などのオーディオを、ドルビーアトモスやサラウンドサウンドで楽しめます。
HomePod miniも、AirPlayスピーカーとしてApple TVと接続できます。
空間認識機能の有無
HomePod(2018)のみ、空間認識機能を搭載しています。
壁や天井の反響を自動で認識して、音響を自動で調節する機能です。
U1チップの有無
空間認識のために超広帯域無線テクノロジーを利用できる「U1チップ」は、HomePod miniに搭載されています。
HomePod(2018)には搭載されていません。
同じU1チップを搭載した一部のiPhoneを近づけるだけで、コンテンツを引き継いだり、連携機能が使えます。
ただしHomePod(2018)もU1チップに依らない、iPhoneを近づけるだけで連携する機能を備えています。
その他
価格、大きさ、電源アダプタの構造などが違います。
2台のHomePodを連携して、ステレオスピーカーとして使う「ステレオペア」は、同じモデル同士でしか使えません。
「HomePod(2018)+ HomePod mini」でステレオにすることはできません。
公式サポート情報
- HomePod – Apple サポート 公式サイト
- HomePodユーザガイド – Apple サポート
- HomePod と Apple TV 4K でホームシアターオーディオを設定する – Apple サポート
関連する豆知識
HomePodで環境音を再生する。テレワークや家庭学習の集中力を高める、ホワイトノイズや雨音、波の音などを再生可能
2台以上のHomePodの活用方法。違う部屋に置くか、同じ部屋でステレオスピーカーとして使う