iPad mini(第6世代)の音量調節ボタンは、上側面にあります。
2個並んだボタンの「+」と「-」は、画面の向きによって決まります。
▲ iPad mini(第6世代)は、小さなボディにApple Pencil(第2世代)を取り付けるために、従来のiPadとは音量ボタンの位置が違います。
上側面のトップボタンと同じ面にあります。
▲ 2つのボタンの音量上げ「+」と音量下げ「-」の役割は、画面の向きによって入れ替わります。
ひとつのボタンが、状況によって「+」になったり「-」になったりします。
▲ ボタンが水平の場合は、左が「-」で、右が「+」です。
▲ ボタンが垂直の場合は、上が「+」で、下が「-」になります。
画面の向きをロックした場合は、音量ボタンの機能も、画面の向きと一緒に固定されます。
右から左に書く言語では左右が逆に
iPadの使用言語の設定を、アラビア語など右から左に書く「右横書き言語」にすると、音量ボタンの左右の機能が逆になります。
右から書く言語では、左が「+」で、右が「-」になります。
ボタンが垂直に並んでいる場合は、ほかの言語と変わらず、上が「+」下が「-」です。
部品の名前は?
iPad mini(第6世代)の2個並んだボタンを呼び分けたい場合は、なんと呼べばいいでしょうか。
状況により役割が変わるため、「音量上げボタン」「音量下げボタン」と呼ぶことはできません。
Appleのサポート情報ページ「iPad の電源が入らない場合やフリーズする場合」では、それぞれのボタンを
- トップボタンに近いほうの音量調節ボタン(the volume button closest to the top button)
- トップボタンから離れたほうの音量調節ボタン(the volume button farthest from the top button)
と定義しています。
補足:iPadのボタン/スイッチ名の変遷
iPadの物理ボタン/スイッチは、機能の変更により名前が変わることが、過去にもありました。
古いiPadの中には、音量ボタンの脇に、切り替えスイッチを備えたものがあります。
このスイッチは当初は、画面の向きをロックするためのものでした。
その後のソフトウェア・アップデートで機能が変わり、iPhoneのような消音スイッチになりました。
直後のアップデートでさらに変更があり、「画面の向きをロック」と「消音」の好きな方に設定できるようになりました。
スイッチの名前も「本体横のスイッチ」という、機能を特定しないものになりました。
関連記事:iPadの消音スイッチは、画面の回転ロックスイッチとしても使える
また、かつての「スリープ/スリープ解除ボタン」は、Face IDを採用したiPadの登場以降は、「トップボタン」という名前に変わりました。
ホームボタンのないiPadでは、このボタンがSiriの呼び出しやApple Payの支払い、Touch IDなどに使われるために、名前を変えたようです。
関連記事:iPadの「スリープ/スリープ解除ボタン」は「トップボタン」に呼び方が変わった