【レビュー】Apple Watch プライドエディションスポーツバンド(2023)

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

Apple Watch用の「プライドエディションスポーツバンド」の2023年版をレビューします。
レインボーカラーに仕上げた特別モデルです。

目次

Apple Watchバンドの「プライドエディション」とは?

LGBTQのシンボルである、レインボーフラッグのカラーリングを採用した特別モデルです。
2016年にウーブンナイロンバンドで初登場したものです。
最初のモデルは、米国で開催されたLGBTイベント「プライド・パレード」に参加した従業員に、Appleが配布した非売品でした。

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ 従業員に配布されたのと同じものが2017年に、期間限定で一般販売されました。
それ以来、毎年プライドパレードが行われる6月に向けて発売されるのが恒例となっています。
2020年〜2022年の3年間は、Nikeモデルを含めた2種類が同時にリリースされました。

  • 2017:ウーブンナイロン
  • 2018:ウーブンナイロン
  • 2019:スポーツループ
  • 2020:スポーツバンド/Nikeスポーツバンド
  • 2021:ブレイデッドソロループ/Nikeスポーツループ
  • 2022:スポーツループ/Nikeスポーツループ

今年2023年は、2020年から3年ぶりとなる、フルオロエラストマー製のスポーツバンドが採用されています。
また3年続いたNikeモデルは、今回はありません。

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ プライドエディションバンドは、購入金額の一部がLGBTQ支援団体に寄付されます。
(PRODUCT)RED製品と同じで、寄付つきでも、販売価格は通常モデルと変わりません。
支援先の12の団体は、製品ページで紹介されています。

プライドエディションスポーツバンド(2023)

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ 今回のプライドエディションスポーツバンドは、従来のスポーツバンドとは変わった点がひとつあります。
これまでスポーツバンドには、ピンの無い方のバンドが「S/M」と「M/L」の2サイズが付属していました。
ひとつのパッケージで、さまざまな手首の太さに対応できるものでした。
しかし今回のプライドエディションでは、どちらか自分の手首に合うサイズを選んで買う方式になっています。
米国では以前から、通常版のスポーツバンドでもこのシステムが採用されていました。

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ パッケージには、ミニアプリを呼びだせる「App Clip」機能のコードが用意されています。
QRコードと同じようにiPhoneのカメラで読み取ることで、お揃いのデザインの文字盤を簡単に設定できます。
今回登場した「プライドセレブレーション文字盤」は、watchOS 9.5以降で利用可能になっています。
製品ページにiPhoneでアクセスすると、ダウンロードできるリンクもあります。
iPhoneの文字盤ギャラリーからも設定できます。

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ ホワイトのバンドをベースに、カラフルな幾何学的図形が組み込まれて、圧縮成形されています。
片方は寒色系、もう片方は暖色系にまとめられています。

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ 身につけると見えなくなる、内側にも柄があります。
「PRIDE 2023」の文字もプリントされています。

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ ピンの内側には、“Designed with pride in California(カリフォルニアから、プライドを込めて)” とメッセージが刻印されています。

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ 一見するとプリント処理のようですが、色の異なる素材を圧縮成形したものです。
凹凸はなくフラットです。
柄はランダムで、個体差があります。
それぞれの色がくっついたり重なったりすることなく、まばらに配置されているのが不思議です。
穴の部分に重なった色が、ひび割れているのを見つけました。

それぞれの色の意味は、ニュースリリースで以下のように説明されています。

LGBTQ+コミュニティの強さと美しさからインスピレーションを得た新しいスポーツバンドのデザインは、オリジナルのプライドフラッグのレインボーカラーのほか、5つのカラーを採用しています。ブラックとブラウンはHIV/AIDSによって他界された人々やこの病を抱えて生きている人々に加え、黒人とラテン系のコミュニティを象徴し、ライトブルー、ピンク、ホワイトはトランスジェンダーとノンバイナリーの人々を象徴しています。 

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ Apple Watchのスターライトアルミニウムケースに取り付けたところ。
明るく華やかで、パーティーのような楽しさを感じさせます。
プライドセレブレーション文字盤は、カラフルな粒がぐるぐる周り、それに合わせて針の色も変化します。

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ 「プライドエディション」といえばストライプ柄のイメージでしたが、それを覆す大胆なデザインです。

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ このバンドのためにデザインされた「プライドセレブレーション文字盤」には、「モーション」「時刻表示マーク」「数字」の、3種類のスタイルがあります。
コンプリケーションも置くことができます。
それぞれ色もオン(ホワイト)とオフ(ブラック)から選べます。

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ 実際に身につけてみます。
カジュアルでかわいく見えて、かなり目を引きそうです。

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ 白いスポーツバンドは長く使っていると汚れてきますが、このプライドエディションは、柄により汚れが目立ちにくそうです。

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ タフなイメージのApple Watch Ultraと組み合わせても、文字盤のおかげで一体感があります。

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

▲ お揃いのデザインのiPhone用壁紙もあります。
画像を配布しているのではなく、iOS 16.5で使えるようになっています。
ロック解除するときに、回転するようにアニメーションします。

まとめ

Apple Watch プライドエディションスポーツバンド

2017年から始まり、今回で7代目の「プライド」バンドです。
久しぶりにスポーツバンドが採用されて、使いやすく、価格も手頃なのがうれしいです。
ホワイトをベースに、カラフルなチップを散りばめた大胆なデザインで、明るく華やかです。
身につけることでLGBTQフレンドリーな意思表示ができ、寄付にもなる、Appleらしい製品です。

Apple Watch用の「プライドエディションスポーツバンド」は、Apple Store/Apple公式サイトで購入できます。
価格は税込各6,800円です。

42/44/45/49mmケース用

38/40/41mmケース用

目次