iPhoneやiPadに限られますが、Appleは製品名の後ろに、モデルを区別する数字をつける命名をすることがあります。
「iPhone 8」や「iPad Air 2」「iPad mini 4」などです。
しかし2018年〜2019年にリリースされた製品を見てみると、このパターンで命名されたものは、ひとつもありません。
「シリーズ〜」とつけて世代を区別している、Apple Watchは除いています。
iPhoneの場合は、3GSの次に出た「4」から数字が付けられ、2017年のiPhone 8/8 Plusが最後です。
2018年のiPhoneは、XS、XS Max、XRでした。
9.7インチのiPadの命名は変則的です。
iPad → iPad 2 → iPad(第3世代)→ iPad(第4世代) → iPad Air → iPad Air 2 → iPad(第5世代) → iPad(第6世代)
と進化してきました。
2019年に、10.5インチiPad Proから派生したようなiPad Air(第3世代)が登場し、iPad(第6世代)と併売されています。
iPad miniは、2世代目のモデルは当初は「iPad mini Retinaディスプレイモデル」という名前でした。
iPad mini 3が登場すると同時に、「Retinaディスプレイモデル」は「iPad mini 2」に改名されます。
iPad mini 3の次にiPad mini 4と続き、2019年の新モデルは「iPad mini(第5世代)」になりました。
このように「iPhone X2」「iPad Air 3」「iPad mini 5」という製品名は採用されていないことから、後ろに数字をつけるのは廃止したように見えます。
とはいえ今までのパターンを見ても、特にルールなどは設けず、その場の気分で決めているようにも感じます。
どうするのが正解なんでしょうね? Appleも正直迷っているのではないでしょうか。
「XR」の命名とか、特に意味は無いそうですし。
「iPad mini 2」のほか、最近の「Apple TV HD」や「Apple Trade In」のように、名前を変えちゃうことも珍しくありません。
第3世代のiPadがリリースされた当時は、Appleは「新しいiPad」として発表し、そういう製品名だと思われていたことがあります。