【レビュー】Sphero Mini:iPhoneアプリで操作するボール型ラジコンの、小型でリーズナブルな新モデル

Sphero Mini

「Sphero Mini」をレビューします。
iPhoneアプリで操作するボール型ラジコン「Sphero」(スフィロ)のシリーズの小型モデルです。
レビューには販売元から評価用に提供いただいたものを使用しています。

Sphero Mini

▲ 「Sphero 2.0」 「SPRK+」 の後継機に当たる製品です。
従来品よりも小型化され、価格も半額以下とリーズナブルになっています。
タッチ操作のほかに、ジャイロや顔の動き、音声など、さまざまな操作方法が用意されています。
プログラミングの学習にも使えます。

Sphero Mini

▲ 以下のものがセットになっています。

  • ロボティックボール(本体)
  • 充電用Micro USBケーブル
  • ボーリングピン × 6本
  • コーン x 3個

Sphero Mini

▲ 本体は直径42ミリで、ゴルフボールやピンポン球とほぼ同じ大きさです。
直径73ミリで、野球ボールやテニスボールほどのサイズだった従来品に比べて、大幅にコンパクトになりました。
このページで使用しているグリーンのほかに、ホワイト、ピンク、ブルー、オレンジの、計5色のカラーバリエーションです。

Sphero Mini

▲ カバーのつなぎ目を横から押すと、 パカッとふたつに割れて、中身にアクセスできます。

Sphero Mini

▲ iPhoneに付属のUSB電源アダプタなどを使って充電します。
充電所要時間は約1時間で、約45分間遊べます。
電源ボタンはなく、充電ケーブルを抜いた時点でスタンバイモード(スリープ状態)に入ります。

Sphero Mini

▲ 製品と同じ名前のアプリ「Sphero Mini」を、iPhoneやiPadにダウンロードして遊びます。
Android版もあります。
アプリを立ち上げて、指示に従って画面操作すると、Sphero Miniと接続されます。

遊び終わったらアプリを終了すると、自動でスタンバイモードになります。
数日以上遊ぶ予定がない場合は、アプリ内の操作で、電源をオフにもできます。
いちど電源をオフにすると、再度起動するには、充電ケーブルの接続が必要になります。

目次

ラジコン操作で自由に遊ぶ

Sphero Mini

▲ 自由に動かして遊べる「操縦モード」は、5種類の操作方法が用意されています。

  1. ジョイスティック:タッチ操作でスライドさせた方向に動く
  2. スリングショット:タッチ操作で引っ張って離した方向に転がる、「パチンコ」モード
  3. 傾ける:デバイスの傾きで操作
  4. フェイス・ドライブ:顔の向きや表情で操作
  5. スクリーム・ドライブ:タッチ操作で方向を決め、声の大きさで速度が変わる

Sphero Mini

▲ 実際に操作してみると、かなりのスピードが出ます。
小さいので、段差や電化製品のコードなどにひっかかりやすいですが、勢いをつけると乗り越えられます。
早すぎると感じる場合は、アプリ内で最高速度を調節できます。

Sphero Mini

▲ デバイスのジャイロと連動する「傾ける」操作が、直感的で楽しく遊べました。
声の大きさで速度が決まる「スクリーム・ドライブ」は、友達や家族と競走すると、盛り上がりそうです。
顔の向きや表情で動かす「フェイス・ドライブ」は、うまく認識されないことがあり、難しいです。
これがiPhone XのTrueDepthカメラに対応すれば、楽しく操作できそうに思えます。

Sphero Mini

▲ かわいいラバー製のボーリングピンが6個と、コーンが3個付属し、自由に遊べます。

ゲームコントローラーとして

Sphero Mini

▲ アプリ「Sphero Mini」には、3種類のゲームが収録されています。
これはボールをリモコンとして遊ぶものです。

  • エグザイル II:シューティングゲーム
  • ライトスピードドリフター:円筒の中を進むドライブゲーム
  • ラウンドトリップ:円形のブロック崩し型ゲーム

おまけ機能のようなものですが、ボールをリモコンにするのは新しい感覚で、なかなか楽しいです。
中でも「ラウンドトリップ」が、遊び始めた瞬間に面白さを感じる出来でした。

プログラミング学習にも

Sphero Mini

▲ 「Sphero Mini」とは別のアプリ「Sphero Edu」を使えば、プログラミング学習に利用できます。
動作や反応のブロックを組み合わせるビジュアルプログラミングで、ロボットを制御できます。
Apple公式のプログラミング学習アプリ「Swift Playgrounds」は、「Sphero SPRK+」「R2-D2 App-Enabled Droid by Sphero」などに対応していますが、「Sphero Mini」には対応していません。

単体で遊べる「デスクトイモード」

▲ 最近のアップデートで、デバイスやアプリが無くても単体で遊べる「デスクトイモード」が搭載されました。
動き回るSphero Miniを、逃さないように手で遮るゲームです。
電源アダプタから外して、テーブルで回転・シャッフルさせると、デスクトイモードが始まります。

Sphero Mini

▲ Sphere Miniがトリッキーに動き回りまり、だんだんスピードも早くなります。
一定時間逃さなければプレイヤーの勝利で、動きを止めてグリーンに点灯します。
1メートルの直線移動を許したり、テーブルから落とすと、Sphero Miniの勝ちで赤色に点灯します。

まとめ

Sphero Mini

従来よりも大幅にリーズナブルになり、入手しやすくなったロボットおもちゃです。
多彩な操作方法で、飽きずに遊べます。
自分でコースを作ったり、ほかのおもちゃと組み合わせるなどしても楽しめそうです。
追加料金なしで、プログラミング学習の教材としても活用できます。
クリスマスギフトにも最適な製品です。

「Sphero Mini」はソフトバンクセレクションオンラインショップで販売中です。
価格は税込6,350円(税別5,880円)です。

販売ページ:ソフトバンクセレクション オンラインショップ

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